人があまりいない静かな紅葉スポット巡りをしております。今回は滋賀県の近江八幡市安土町にある侘び・さびの隠れ里、石の寺教林坊へ行ってきました。私も今年までこのような所がある事を知りませんでしたし「侘び・さびの隠れ里」というのも納得の風情がある静かで落ち着いた空間でした。秋のひんやりとした空気と自然に囲まれ木々が風になびく音、野鳥の声、癒やされて最高です。
教林坊は聖徳太子が創建したと伝えられている古刹(古い寺)です。一度は無住となり荒れ果ててしまった古い寺が復旧され、現在の教林坊となりました。
目次
山の中の庭園の紅葉と竹林が美しい「教林坊」
教林坊は滋賀県を縦断する国道8号線から近い所にあります。滋賀県内で丁度国道8号線と東海道新幹線が交差する部分で北西へたんぼ道へ進みます。国道8号線沿いに看板はありますが、まぁ他の有名な紅葉スポットとは違いわかりにくいです。名神高速道路からなら八日市IC か竜王 IC からが近いです。
JR 安土駅が最寄りですが、車かタクシーじゃないと遠いです。
このような集落の小路を抜けなくてはいけません。車の対向も出来ない程狭い道です。
狭い道を慎重に抜けると、教林坊入り口が見えてきます。
駐車場について
駐車場についてはかなりの広スペースが取られています。
こちらは前述の集落の小路を抜ける手前にある臨時駐車場です。
こちらは教林坊の入り口に入ってからの専用駐車場です。11月中旬早朝、紅葉シーズンだというのに余裕で停められました。もう少し混雑してるかと思っていましたが、空いているのはありがたいです。更にありがたい事に駐車料金は無料です。
駐車場のすぐ近くに総門があります。ここからほんの少しだけ山を登って本堂へ向かいます。
教林坊は隠れ紅葉名所とも言われますが竹林も見事なもので、紅葉と竹林の共演の美しい景色が広がっています。
拝観料について
しばらく山を登ると書院が見えてきました。ここからは拝観料が必要です。
- 大人:500円
- 小中学生:200円
拝観時間は9時半~16時半まで。秋の特別ライトアップ期間は17時半~20時まで行われます。
また、紅葉シーズン以外は土日祝と正月三が日しか開いていません。紅葉シーズンは11月1日~12月15日まで毎日拝観可能となっています。
紅葉の見頃
例年紅葉の見頃は11月中旬~12月初旬のようです。11月13日頃に訪れましたがちょっと早かったです。
トイレについて
トイレは入山前の駐車場に仮設トイレがあります。水洗トイレと強調されています。山を登った先の書院にもトイレは一応ありますが、昔ながらの汲み取り式です。いわゆるボットン便所。見たこともない人もいるかもしれません。入って驚愕してしまうかもしれません。
教林坊の名勝庭園
書院で拝観料を支払うとまずは庭園を拝観できます。小堀遠州作と伝えられる池泉回遊式庭園と呼ばれ、風情のある日本庭園です。紅葉も200本近くあります。紅葉のピークにはちょっと早かったですが、ピーク時にはもっと美しくなるんでしょうね。書院と本堂の周りを自然の中の整備された小路を進みます。しばらく行くと本堂にたどり着きます。本堂の中は靴を脱いで自由に入る事ができます。
本堂には教林坊がテレビや映画の撮影で使われている様子も展示されていました。「最後の忠臣蔵」「宮本武蔵」「駆け込み女と駆け出し男」の撮影で使われたそうです。
更に進むと一周して書院に戻ってきました。紅葉と茅葺きの共演は風情がありますね。綺麗です。
作り込まれた庭園も息を呑む美しさ。
書院の中も入れます
庭園を一周したら書院の中も入れます。
建物の中から庭園を眺める事ができます。これはふすまの間を掛け軸に見立てた掛け軸庭園。
古風な小物もたくさんあります。
何と茅葺屋根の屋根裏まで登れますよ。恐ろしく急な階段をのぼると、おみくじが結ばれていました。
おわりに
日中に訪れましたが、紅葉と美しい庭園を堪能する事ができました。夜間には紅葉のライトアップも行われるのでまた違った美しさがあるのでしょうね。紅葉の赤と竹林の青の共演がとても美しいそうです。
紅葉スポット情報
石の寺 教林坊
住所:滋賀県近江八幡市安土町石寺1145
拝観時間:9時半~16時半
公式サイト:本尊 赤川観音 石の寺 教林坊
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