インターネットショッピングやチケットの購入、キャッシュバックなど何かしら返金手続きが行われる場合、返金の手段としてゆうちょ銀行から「振替払出証書」というものが送られてくる事があります。振替払出証書は振替口座を持たない人にも返金ができるのでしばしば使われる手段です。
しかしこの返金方法は社会人にはなかなか厄介なものでした。振替払出証書による郵便局での換金方法について紹介します。
目次
手続前の準備と書き方
まずは中身を確認しましょう。元々返金を受ける予定があるならこのような書類が届くことはわかっている筈です。返金額、内容に間違いがないなら表面の下部に住所と名前を記入して印鑑を捺印します。
収入印紙は貼るの?
表面をよく見ると収入印紙を貼る所があります。これは返金額が5万円を越える場合収入印紙を貼る事になっていますが、それは事業や会社で返金を受ける時に限り個人の場合は5万円を越えても収入印紙を貼る必要はありません。
どこで手続きするのか?
郵便局かゆうちょ銀行で手続きを行います。残念ながら ATM での手続きは出来ず窓口でしか受け付けられません。振替払出証書の換金手続きをするには必ず郵便局かゆうちょ銀行に出向かなくてはいけません。手続時に本人確認が行われるので身分証明書は忘れないようにしましょう。
窓口と受け付け時間について
振替払出証書の手続きは郵便局の貯金窓口で行います。貯金窓口の受付時間は大抵9時~16時までです。都市圏の大型郵便局の場合は18時まで開いている場合もあります。しかし、どの道普通に働きに出ている人にとっては昼休みにでも行かない限り詰みという事ですね。
土日に手続きはできる?
残念ながら不可能です。振替払出証書の手続きは平日しか受け付けられず、土日に開いているゆうゆう窓口に持って行っても手続きはできません。平日にお願いしますと返される事になります。
郵便局に行けないんだけどどうするの
平日9時~16時までしか開いておらず、土日には手続きができない。この時間に郵便局に行けないんだけどどうしたらいいの!?ごもっともな疑問です。
自分で郵便局の受付時間に手続きに行けない場合は、誰かに代わりに行ってもらう事ができます。
振替払出証書の裏面を見ると委任欄というものがあります。ここに代わりに郵便局へ行ってもらう人に代理人としてサインしてもらいます。委任者には自分の住所と名前を書いて捺印します。
代わりに行ってもらえる人もいない場合は他に手段はなく、完全に詰みです。諦めましょう。
期限が切れてしまった場合
振替払出証書には有効期限があります。発行された日から半年間です。期限が切れてしまったら最早紙くず…というわけではなくまだ諦めるには早いです。まだ救いはあります。
期限が切れてしまっても郵便局にて証書の再発行手続きを行う事で、換金する事ができます。手続きの場所は同じく、郵便局の貯金窓口です。
ただし、振替払出証書の発行日から5年が経過してしまった場合、再発行も不可能になります。お金を受け取る権利が完全に消失します。
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