(出展:Photolibrary)
お寿司といったら当然のように付き物のガリ。回転寿司にも入れ物の中にガリが山積みになっていますし、お店で買うパックのお寿司にもガリは付いてきます。
正直な事を言うと、私はお寿司を食べてもあまりガリを口にしません。辛くてちょっと苦手なんですよね。薬味に紅しょうがとか生姜のすりおろしなら問題ないのですが、お寿司のガリは生姜そのものです。そのまま生姜のみを食べるのは辛いものがあります。
お寿司にはガリという常識にもなってしますが、だからこそどうしてガリ(生姜)が付いているのか、何のために付いているのか気になりました。
そもそもガリとは?
ガリとは生姜の甘酢漬けで漬物の一種です。ガリは今となっては一般的な用語になっていますが、元々は醤油をムラサキと言うように寿司屋用語の一つだったようです。
生姜には殺菌効果がある
お寿司のネタはほとんどが生ものです(例外として炙りもありますが)。生の魚は新鮮なものであれば良いですが、時間が経てば雑菌が繁殖してきます。昔から生魚の食中毒の怖さから殺菌効果のある生姜を付け合わせる事が風習になったみたいですね。
そう思うと回転寿司店の食中毒っていつ起きてもおかしくないんじゃないかと思います。当然各店で対策はされていると思いますが、誰にも取られる事がない時間が経った寿司が回っている事がありますし危険性は常に潜んでいるように思えます。自衛のためにもガリを食べないといけないのかな。
生姜を食べると体が温まる
お寿司は基本冷たいものです。寿司ネタもシャリも温かくはありません。冷たいものばかり食べていると体が冷えてしまいますが、ガリを食べることで生姜の辛味成分により体を温める効果もあります。
生姜湯や生姜入りスープを飲んだら体がポカポカする効果を感じたことはないでしょうか?それと同じ効果です。
生姜は口直しになる
お寿司を食べた後にガリを食べる事で口の中の味覚をリセットするという人もいました。一つにぎりを食べたらガリを食べて口直し。次食べるものもネタそのものの美味しさをよどみなく味合うことができるそうです。
その発想はなかったです。今まで特に何も気にせずにお寿司を食べていました。
おわりに
お寿司には何気なくいつもつけ合わせているガリもこれだけ意味がありました。改めて調べてみると苦手なガリも見方が変わってきます。今度お寿司を食べる時にはガリにもスポットを当てて食べてみようかなと思いました。