鍾乳洞は日本全国に1000以上にのぼる数が存在するそうです。鍾乳洞は夏は涼しく冬は温かい、冬に行こうとはなかなか思いませんが、避暑地として、鍾乳石などの自然の造形美を見る為にしばしば訪れられる場所です。
鍾乳洞にも2通りあります。1つは通路が整備された安全な観光用鍾乳洞、もう1つは本格的な装備も必要な足場も悪い鍾乳洞でケイビングと呼ばれるアウトドアスポーツとして楽しむ方もいます。当然後者の方が難易度が高く、水浸しになったり泥だらけになってしまう可能性もあります。前者は観光用ですので特別な装備も必要なく楽しむことができます。
今回紹介するのは岐阜県にある関ヶ原鍾乳洞です。関ヶ原鍾乳洞は通路が整備された観光用鍾乳洞で手軽に楽しむ事ができます。鍾乳洞と言えば階段があったり起伏が激しいイメージがありますが、ここではベビーカーも通れるという鍾乳洞です。特別な装備は必要なく普段着でも入洞できるので、鍾乳洞入門に最適です。ただ、天井が低く身長170cmでも頭をぶつける恐れがあるので要注意。
関ヶ原鍾乳洞の行き方
関ヶ原鍾乳洞へはバスなどもなく車でしか行く事ができません。名神高速道路の関ヶ原インターチェンジから車で約10分弱です。
伊吹山ドライブウェイ入り口近くの玉交差点で南へ行きそのまま直進します。
このような看板が見えたら、矢印の方向へ進みましょう。
歴史を感じる古い案内マップがあります。今は無きメナードランド…。
駐車場について
駐車場は乗用車が200台、バスも20台停められる大きな駐車スペースがあります。駐車料金も無料です。
駐車場前にある建物はチケット売り場とお土産などの売店です。
軽食が取れるレストランコーナーもあり、ここでは関ヶ原で生産されたそば粉を使った「玉倉部そば」を食べられます。ざるそば600円など。
トイレについて
売店の建物の横にトイレがあります。当然ながら鍾乳洞内にトイレはありません。
料金について
鍾乳洞に入るにはチケットを購入する必要があります。インターネット黎明期のような古い公式サイトにて割引券を印刷して持っていくと大人料金が100円引きになります。
- 大人:700円
- 小学生:300円
- 幼児:200円
※団体割引あり。
関ヶ原鍾乳洞へ入洞
駐車場のすぐ近くに鍾乳洞の入り口があります。
鍾乳洞内部のマップはこのようになっています。おおよそ全長518mでゆっくり進んでも約20分程度で出口まで行けます。
鍾乳洞の内部は夏も冬も約15℃前後で夏は涼しいです。中は野外の音はもう何も聞こえずほぼ無音、たまに湧き水の音が聞こえてくるだけです。通路は平坦に整備されており歩きやすくベビーカーも通れます。照明も完備されていて暗い所はありません。
要所要所で鍾乳石や生物の化石が見られます。たまにコウモリが飛んでくる事もあります。
道の脇に湧き出る清水にはニジマスが泳いでいます。観賞用なので採ってはいけませんよ。
関ヶ原鍾乳洞は手軽で入門に最適と言いましたが、他の有名な鍾乳洞にあるような美しい絶景ポイントは正直言ってありません。ほぼ一本道ですし、大空洞と呼べる所もありません。特別な装備も必要なく整備された道を普通に歩いて鍾乳洞を探検できるという所がポイントです。ここで鍾乳洞に慣れたら他の鍾乳洞へ行ってみるのも良いのではないでしょうか。
同じ岐阜県にある飛騨大鍾乳洞はもっと美しく神秘的な光景を見られるといいます。ただ、関ヶ原鍾乳洞よりも起伏が激しく手軽に観光というわけにはいかないかもしれません。
施設情報
関ヶ原鍾乳洞
住所:岐阜県不破郡関ケ原町大字玉1328?3
営業時間:9:00~17:00
定休日:水曜日
公式サイト:関ヶ原鍾乳洞のホームページ
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