厚さ4cmの物を郵送しようとする時、悩ましい問題に直面する事になります。何故なら厚さ3cmの壁というものが存在するからです。
荷物の追跡ができるレターパックライト、クリックポストは厚さ3cmを越えるものを送る事ができません。また追跡はできませんが180円で送れるスマートレターに関しては厚み2cmを越える物を送る事ができません。ここに厚さ3cmの壁があります。当然ゆうパックを使えば厚さが何センチあろうとも送ることができますが、送料は跳ね上がってしまいます。
そこで厚さ4cmの物を安く送る為にはどんな方法があるか考えてみようと思います。
定形外郵便で送る
まず最初に考えられるのが定形外郵便です。重量制ですので厚さは4cmを越えていても送ることができます。3辺の合計が90cm以下、長辺が60cmまで、重さ4kgまで、危険物でなければ大概の物が送れます。ただし、厚さ3cmを越えると規格外となり厚さ3cm以下より割高になります。
ただし、荷物の追跡はできません。郵便物の引受と配達を記録するには簡易書留のオプションを付ける必要があり、500円を越えてしまうので宅配便で送るのと対して変わらなくなってしまいます。また、低確率ではありますが郵便物の紛失のリスクがあります。
料金
厚さ3cmを越えたものは規格外で括弧内の料金です。
- 50g以内:120円(200円)
- 100g以内:140円(220円)
- 150g以内:210円(300円)
- 250g以内:250円(350円)
- 500g以内:390円(510円)
料金は郵便物に切手を貼ってポストに投函するか、郵便局の窓口で料金を支払います。厚さ4cmですと投函できるポストも限られているので、郵便局の窓口に持ち込む必要があります。
レターパックプラスで送る
レターパックプラスはA4サイズで4kg以内の物を送れて厚み制限はありません。更に荷物追跡も出来て宅配便と同じく対面で荷物が届けられるので確実です。ただし料金は520円と割高です。(封筒代込)
レターパックプラスは520円で専用封筒を買うので、封筒代や箱代は入りません。
まとめ
ゆうメールにも厚み制限3cmが付いてしまったので、2018年現在では定形外郵便で送るのが一番安くなりそうです。ただ、追跡番号を付ける場合は500円を越えてしまう事もあるので、いっそ早く届くレターパックプラスで送ったほうが安心かもしれませんね。
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