スマートフォンでのインターネットはパケホだとか LET フラットなどのサービスでパケット通信量が使い放題のプランが携帯各社で用意されています。しかし、これ実は使い放題ではありません。月に使用できるパケット通信料がプランによって決まっており、例えば 7GB を超えてしまったら通信速度が極めて低下する通信速度制限をかけられてしまいます。
通信速度制限がかけられたら、データ通信速度は最大 128kpbs となります。インターネットは常時接続、光回線が普及した今では 128kbps と聞いてもいまいちピンと来ないでしょう。128kbps という速度は ISDN くらいです。ISDN という言葉ももう死語になりつつありますが、実はまだ存在しています。分かる人には分かると思いますが、「ISDN はじめちゃん。」というフレーズは有名でした。NTT は2025年までに ISDN を廃止すると発表しています。
128kbpsはどれくらい遅いのか?
例えば、5MB の mp3 をダウンロードするのに約5分かかります。今だったら数秒でダウンロード完了するものがとんでもなく時間がかかります。しかし、2000年代初頭に普及していたインターネット回線 ISDN ではこれが当たり前でした。当時は当時でそれなりにインターネットを閲覧していましたが、高速回線が普及した現在に 128kbps でインターネットをすると使い物になりません。遅すぎて読み込まれない事もしばしば。昔は回線が遅いからこそ遅さに合わせてウェブサイトが作られたという事でしょう。
128kbps でも skype のチャットや Twitter 程度ならあまり変わらず見ることができます。
通信速度制限を解除する方法とは?
さて、スマートフォンでもインターネットを使い過ぎると通信速度制限をかけられるという事は前述の通りです。その制限値というものはプランによって違います。1GB、3GB、5GB、7GB このあたりのどれかでしょう。
通信速度制限をかけられてしまったら、プラス料金を支払う事で解除する事ができます。
au の場合
au の場合、データチャージという仕組みで月に使える通信量を購入します。
- 0.5GB:550円
- 1.0GB:1000円
既に定額料金を支払っているのに更に支払うという事で割高感はあります。
支払い方法はクレジットカードか、月々の携帯料金に合算して支払う au かんたん決済で支払います。購入した通信量は62日間有効です。
au お客さまサポートから申し込みを行います。
現在のデータ通信量が表示されている所をタップします。
データチャージ(データ容量の購入)から購入手続きを行います。購入には暗証番号が必要になります。
docomoの場合
docomoの場合、データ通信定額プランがデータパック、Xiパケ・ホーダイフラットの2通りがあり、それぞれ異なります。(Xiパケ・ホーダイフラットは新規申し込み終了しています。)
データパックの場合、スピードモードで使用できるデータ量を1GB 1,000円で購入できます。
もっと便利に・もっとおトクに | 料金・割引 | NTTドコモ
Xiパケ・ホーダイフラットの場合は、当月のデータ通信量が7GBを超えた場合128k通信速度制限がかけられます。7GB超過後2GBごとに2,500円支払う事で通信速度制限を解除できます。
128kbps通信解除の申し込みはインターネット・電話・ドコモショップで行えます。
おわりに
4G 回線で動画を長時間見ない限り7GBを越えるという事はまずないでしょうが、データ通信量を節約するには wi-fi 接続できる場所では極力 wi-fi に繋ぐ事で節約する事ができます。空港やカフェなどでは自由に使えるフリースポットがある場合があります。