ウェブサイトを見ている時にリンクをクリックして別ページヘ行くという事は日常茶飯事ですよね。でも、リンクをクリックした時に同じウィンドウ(タブ)で開くのか別窓(別タブ)で開くのかの2パターンがあります。
ウェブサイト側で別窓で開く「target="_blank"」が設定されていると強制的に別窓で開くので、別窓で開きたくなくても閲覧者側に開き方を選ぶ権利はありません。
そんな別窓(別タブ)で開く「_blank」を無効化して常に同じウィンドウで開くことができる Chrome 拡張がありました。
target="_blank"をめぐる議論
Chrome 拡張機能の紹介に入る前に、別窓で開く「_blank」をめぐる議論についてお話します。早く拡張を見たい方は飛ばして下さい。
ユーザービリティ的に問題がある
ウェブサイトの使いやすさの面で、リンクを別窓で開くと使いやすさを阻害するという考え方もあります。前述したような閲覧者の意に反して別窓で開いてしまうとストレスを与えてしまうかもしれません。
そういう人は「別窓で開きたかったら自分で開くし、勝手に別窓で開くな!」という言い分を持っています。しかし、それはパソコンの扱いに詳しい人の言い分です。
パソコンにあまり詳しくないライトな人には、別サイトへのリンクは別窓で開いた方が親切という考えもあります。なので一概にどちらが良いとは言えない問題です。
タスクバーがごちゃごちゃに
別窓で開くとタスクバーにいっぱい並んでごちゃごちゃします。(ただし Windows Vista 以前)
Windows 7 以降はタブブラウザも普及してきたので、たくさんサイトを開いてもさほど問題ではなくなってきました。なのでどんどん別窓で開いて良いという考えは安直な気がします。
別窓で開く設定を無効化するChrome拡張
あまりインストールしたくないアイコンですが、別窓で開く「target="_blank"」を無効化する Chrome 拡張機能「death to _blank」です。
インストールするだけで、別窓で開く設定でも同じウィンドウ(同じタブ)で開くようになります。
また、オプションで別窓で開いても良いサイトを例外として設定できるので機転も利きます。
おわりに
ウェブ制作者としては、別窓で開くことを嫌う人も大いにいる事を心に留めておかないといけませんね。