初めて海外に手紙を出そうと思った時、何が必要でいくらかかってどうやって出すのか?などわからない事だらけだと思います。実は意外と簡単に出せます。特に料金は国内に手紙を送るより数倍の料金がかかりそうな印象がありますが、結構お手頃な価格で出せますよ。
目次
料金について
海外に手紙を出す場合、送る地域と重さによって料金が異なります。更に送り方には航空便と船便があり好きな方を選ぶ事ができます。
- 航空便:3日~7日程度で届きますが、料金は高め。
- 船便:1ヶ月~3ヶ月程度かかりますが、割安。
更に送る地域は以下のように割り振られています。
- 第一地帯:アジア、米国の海外領土、パラオ他
- 第ニ地帯:オセアニア、中近東、北米、中米、西インド諸島、ヨーロッパ
- 第三世帯:南米、アフリカ
それを踏まえて料金は以下のようになります。
はがきの場合
全世界一律料金、航空便の場合70円。船便の場合60円です。
国内に手紙を送る場合より約20円アップのみです。こんなお手頃価格で海外に送れるのは驚きですよね。しかし届くまでに数ヶ月かかる船便との差が10円しかないので、船便で送るメリットは特になさそうです。
封書の手紙の場合(定形郵便)
一般的な手紙で定形郵便で出す場合の料金です。海外に送る場合でも定型サイズは日本と同じです。
第一地帯
航空便の場合
25gまで:90円
50gまで:160円
船便の場合
20gまで:90円
50gまで:160円
第二地帯
航空便の場合
25gまで:110円
50gまで:190円
船便の場合
20gまで:90円
50gまで:160円
第三地帯
航空便の場合
25gまで:130円
50gまで:230円
船便の場合
20gまで:90円
50gまで:160円
意外と安いですよね。船便と航空便の料金差が最大70円程度なので、船便を選ぶ理由は特になさそうです。
この料金を切手で支払います。日本で販売されている切手を封筒に貼れば OK です。
宛名の書き方
日本の場合宛名は自由に書いても融通は効きますが、海外へ送る場合は特にシビアです。書く場所を間違えるだけで返送されてくる場合があります。
まず一番に差出人の名前・住所を書くあたり日本の書き方とは異なります。
住所・名前の書く順番
以下の様な順番で差出人の住所名前を書きます。
- 名前
- 建物名など
- 番地・町村名
- 市区名・都道府県
- 郵便番号
- 国名(大文字で)
受取人住所名前は以下の順番で書きます。
- 名前
- 建物名など
- 住所番号・街路名
- 都市名・地方名・州名
- 郵便番号
- 国名(大文字で)
日本とは全く逆の順番ですね。
AIR MAIL表記
航空便で送る場合、右下に「AIR MAIL」表記が必須です。更に文字色は青か黒で書く必要があります。郵便局ではシールもあるのでそれを貼っても良いです。
船便で送る場合は「Surface」と書きます。
使用するはがきについて
海外へ送るはがきは、日本で売っている普通の官製はがきでも送れます。また、住所以外の必要事項が全て書かれた国際郵便はがきが郵便局で70円で販売されています。
宛名の書き方は封筒と同じですが、右下に青文字か黒文字で「AIR MAIL」表記、上部に「POST CARD」と表記する必要があります。はがきの宛名面は横で使わなければいけませんので注意。
使用する封筒について
海外へ送る手紙(エアメール)と言えば、エアメール用の縁に赤と青のストライプが入った封筒を思い浮かべるかと思いますが、必ずしもそれを使う必要はありません。実は普通の封筒でも送れます。エアメール用封筒を使うメリットと言えば、仕分けの際にわかりやすいくらいしかないようです。
海外へ手紙を送る全ての準備が整ったらポスト投函であとは届くのを待つだけです。
おわりに
海外へ手紙を送る際の方法についてまとめました。知ってしまえば意外と簡単に送ることができる事がわかったのではないでしょうか。海外に手紙を送る機会は海外に知り合いや友人がいない限りそうそうない事だと思いますが、もし必要に迫られたら参考になれば幸いです。
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