岐阜県大垣市の外れの上石津町にある多良峡森林公園に行ってきました。多良峡はたらきょうと読みます。多良峡には牧田川の清流が流れ、飛騨美濃紅葉三十三選にも選ばれている山間の紅葉スポットです。市街地から離れており自然をたっぷり感じて清流の音を聞きつつ紅葉を楽しむ事ができます。
多良峡森林公園へのアクセス
多良峡森林公園は大垣市上石津町にあります。大垣市は実は地続きではなく3つの地域に分かれているので初めて訪れた方は困惑するかもしれません。JR 大垣駅がある市街地から南西に位置し、垂井町と養老町を挟んで越えた場所が上石津町です。その為、名神高速道路からなら関ヶ原インターチェンジからの方が近いです。
関ヶ原インターチェンジを降り国道365号線を南下します。「牧田小学校南」交差点を左折し道沿いに車で約10分。「川西」交差点を左折し牧田川沿いに細い山道をしばらく進むと多良峡森林公園に到着します。牧田川沿いの山道はとても細いので車の往来が困難な場所となっています。紅葉時期は多くの観光客が訪れるので一方通行規制が行われており、川西交差点からしか入る事ができません。
駐車場について
多良峡森林公園には無料駐車場があり、約20台分くらいの駐車スペースがあります。駐車場への入り口はかなり急勾配な下り坂な上、車が対向する事ができません。その為紅葉時期には交通整理員が常駐していました。
トイレについて
駐車場近くに公衆トイレがあります。近隣の観光情報なども張り出されています。
園内案内図
多良峡森林公園の紅葉
多良峡森林公園に来てまず最初に目に入るのは牧田川にかかる長く大きな吊り橋です。しっかりした造りになっていますが、大勢渡っていると橋が揺れる揺れる。高さもあるので結構怖いですね。
吊り橋から見る景色も美しいです。青く見える牧田川の清流に紅葉の色も映り込んで川の色が色鮮やかに目に映ります。
ちなみに川岸まで降りる事ができます。間近に見ると川の水はとても澄んでいて綺麗な水質でした。夏には川遊びに訪れる観光客も多いそうです。
林内遊歩道
あの大きな吊り橋を見ると、橋を渡ってその先に行きたくなります。その先は林内遊歩道となっていて、全長2.5km、所要時間およそ90分かかります。ここで罠なのが、周回コースではないという事です。一度遊歩道を進んでしまえば終点から引き返してくる必要があります。つまり、所要時間は3時間という事です。
このどこまでも続く階段はもう遊歩道というレベルではありません。トレッキングや登山レベルです。森林浴にはうってつけですが紅葉散策にはおすすめしません。
吊り橋とは違う方向に、もみじ散策路があります。こちらは林内遊歩道に比べるとなだらかで距離も短いです。紅葉散策ならこちらがおすすめです。
紅葉の見頃
紅葉の見頃は例年11月中旬から下旬までです。この記事で掲載している写真は11月10日の写真です。
おわりに
多良峡森林公園は大きな吊り橋と牧田川清流沿いに見る紅葉が魅力。山間の自然いっぱいな場所ですが、名神高速道路の関ヶ原インターチェンジから車で約15分程度とアクセスも良いので紅葉シーズンに足を運んでみてはいかがでしょうか。