Google マップで適当に色々な場所を見ていた所、偶然「Monet's Pond」という場所を見つけました。モネの池って何だ?と思いつつ気にしていたのですが、知り合いからも岐阜県関市のモネの池は綺麗な場所だよと評判だったので、興味が沸いて行ってみました。
目次
モネの池とは?
モネの池は湧き水によって出来た自然の池でしたが、1999年頃に池を魅力的な場所にしようと除草や整備を行ってスイレンを植えて鯉を泳がせたそうです。特に観光目的で整備した池ではありませんでしたが、2015年頃に SNS で話題沸騰し一気に観光地になったようです。
ちなみにモネの池と呼ばれていますが正式名称ではありません。池の名前は特にないそうです。モネの池と呼ばれる前に訪れた人が、ここは画家であるクロード・モネの睡蓮の絵に似ているという事からモネの池と呼ばれるようになりました。それからもモネの池を正式名称とせず「名もなき池」として現在も通っています。
モネの池の行き方
岐阜県の中でも市街地を離れ中部にモネの池はあります。地図をみてもかなり山あいにある事がわかると思います。北へ約40分程度かかります。カーナビで「モネの池」と入力しても正式名称ではないわけですから恐らく出ないでしょう。カーナビに入力する場合は住所を「岐阜県関市板取396」と入力すると近くまで行けます。近くまで行けば看板や観光客の人だかりが見えるとおもうのですぐにわかると思います。
車で行ける?
山間にあるといっても、国道256号線が通っているのでそれなりの広さの道です。マイカーでも問開いなく行けます。駐車場もありますし、駐車場から徒歩1分ですぐにモネの池があります。
ただし、これだけ有名になった観光地ですから予想を越える観光客が訪れます。休日の日中には駐車場待ちの渋滞が出来て1日3000人の来客を記録したそうです。私の場合は朝9時に到着しましたが、それでも既にたくさんの人が訪れていました。駐車場は何とか停められましたが混雑を避けるならなるべく朝一番に行く事をおすすめします。
駐車場について
モネの池のすぐ近くにあるあじさい園駐車場を利用できます。こちらは駐車料金は無料です。
あじさい園駐車場が満車の場合は、そこから500メートルほど先へ行った所に更に無料駐車場があります。モネの池まで徒歩5分程かかります。
駐車場に車を停めてモネの池はどこだろうと辺りを眺めてみると、奥の方に人だかりが。あそこがモネの池のようです。
料金について
モネの池を鑑賞するのに料金は一切かかりません。駐車場も無料ですし、入園料などもありません。これだけ観光客が訪れるのに、お金がかかる所がないというのは驚きです。他の所なら1000円くらいはかかりそうです。
ただ、池の維持と整備の為の募金箱は設置してありました。微力ながら寄付してきました。
モネの池はどんな所?
モネの池はおよそテニスコート2.5枚分くらいの広さで、周りには遊歩道が整備されています。脇にはあじさいやもみじの木もありました。池の中には水生植物スイレンが植えられており、鯉が30匹程泳いでいました。金魚もいるみたいです。
池がやや青くとても綺麗な光景でした。台風が過ぎ去った後、更に前日は雨だったようで残念ながら池の水の透明度はそれほど高くありません。雨が降ると水面が濁ってしまい、透明度が復活するまで1週間程は要するようです。最も綺麗なモネの池を鑑賞するには、晴れ間が続いた日に行く事が最適です。
鯉が整列して泳いでいきました。水面はやや濁っていても水の綺麗さは伺えます。
モネの池の見頃について
今回モネの池は8月に訪れましたが、最も綺麗な見頃は6月のようです。6月には辺りの紫陽花も咲き、池のスイレンの花も咲きます。6月の午前中が最適です。ただ、6月は梅雨ですので雨が降りやすいです。6月で晴れ間が続くというのは稀なので、綺麗なモネの池を見るのは難しそうです。
もう一つの見頃は、秋になれば紅葉も色づくので、紅葉の赤、モネの池の青というコントラストが美しい光景を見る事ができます。
モネの池の周りには何がある?
モネの池の側に、フラワーパーク板取というお店があり花の苗がたくさん売っています。その他にも土産物なども販売されています。
また、あじさい園駐車場の近くに「風土や」という喫茶店もあります。営業時間は8時から16時まで。
おわりに
モネの池へは、晴れの日の朝に行くのが良いです。ただ、山間ですので天気もコロコロ変わって読めないんですよね。私が行った時も、午前中は晴れ予報だったにも関わらず厚い雲に覆われて雨まで降ってきてしまいました。
フラワーパーク板取のホームページでモネの池の様子をほぼ毎日更新されていますので、こちらの様子を見つつ行くタイミングを見計らうのが良いでしょう。
関連記事
岐阜の絶景スポット、天空の茶畑
-
岐阜のマチュピチュと呼ばれる春日六合の茶畑「天空の遊歩道」から絶景を望む
岐阜県揖斐郡揖斐川町の春日六合は岐阜県の市街地から郊外へ行き更に山奥にある集落です。ここでは1857年から気候を活かして農薬不使用の上ヶ流茶(かみがれちゃ)の栽培が行われてきました。その茶畑がこの集落 ...