岐阜

岐阜のマチュピチュと呼ばれる春日六合の茶畑「天空の遊歩道」から絶景を望む

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岐阜県揖斐郡揖斐川町の春日六合は岐阜県の市街地から郊外へ行き更に山奥にある集落です。ここでは1857年から気候を活かして農薬不使用の上ヶ流茶(かみがれちゃ)の栽培が行われてきました。その茶畑がこの集落に密集しています。独特の形の茶畑が密集してその景色がとても美しく日本の絶景とも言える事から岐阜のマチュピチュと呼ばれています。その絶景を見に行ってきました。

実はこの春日六合の天空の茶畑(岐阜のマチュピチュ)へ行こうとしたのは今回が2度目です。前回は2015年に行ったのですが、その時は場所がわからず迷ってしまって結局行けずじまいだったのです。それだけこの天空の茶畑へ行く道のりはわかりづらいです。迷ってしまう人もいると思うので行き方についても詳しく紹介しますね。

岐阜のマチュピチュへの行き方

正直地図を見てもあまり役に立ちません。この道の入り組み具合がおわかりでしょうか。かなり狭い道を延々と進む事になります。まずは車のナビで「岐阜県揖斐郡揖斐川町春日六合」を検索してみましょう。

名神高速道路の大垣西インターチェンジから降ります。大垣西インターチェンジは養老ジャンクションで分岐した先ですので、名神高速道路を名古屋方面へ向かっても大垣西インターチェンジはありません。

大垣西インターチェンジを降りたら国道21号線を東方面へ進み、河間交差点を北へ国道417号線を進みます。そのまま道なりに国道417号線を進み本郷北交差点で西へ行きます。

車で行けるのか?

Google Map のストリートビューで事前調査をした所、かなり道が狭くて車の往来も出来なさそうで車で行けるのか心配でしたが何とか行けました。

春日六合への山道を進むと上の写真のような分岐路があります。ここを矢印の方向の細い道へ入ります。前回はここを直進してしまったが為にたどり着く事ができませんでした。

ここから先は車も1台しか通れないような細い所もありますが、何とか車の往来もできる道でした。細く曲がりくねった山道が続きます。曲がり角があっても道なりに直進していけば、茶畑の集落に到着します。

駐車場について

もう一つの不安ポイントは車で行っても停める場所があるのかという事でした。ここもわかりづらくて迷ってしまう人もいるかもしれません。

駐車場の案内は上の写真のような看板がでています。その先へ進むと駐車場です。ここを見過ごしてしまうと、集落の細い道に入ってしまって迷います。

駐車場と言っても特別整備されているわけではなく、空き地や道沿いに車を停める事になります。朝9時頃には車が何台も停まっていました。

駐車料金は無料ですが、天空の遊歩道の整備・環境維持の為、募金にご協力くださいとの事でした。

トイレについて

急にトイレに行きたい!となっても公衆トイレはありませんが、仮設トイレが1つのみ設置されています。ここしかありません。

岐阜のマチュピチュへの道のり

絶景ポイントの岐阜のマチュピチュへは天空の遊歩道が整備されています。ここからは徒歩で20分程度登山となります。休日にはボランティアの方が登山における注意点や行き方などを案内してくれました。

登山となるので竹の杖を忘れずにと言われました。

もうこの時点で茶畑の風景が美しいです。当然ですが茶畑に入ってはいけません。

国歌にあるさざれ石はここ揖斐川町春日の由来のものと言われています。

しばらく進むと分岐があり、ここを左折します。ここから本格的登山となります。

野鳥の声が聞こえる木漏れ日が差し込む静かな山道を進みます。

途中分岐があります。左へ進むと急勾配ですが近道、右へ進むとなだらかな道ですが遠回り。どちらかを選びます。

まだまだ山を登ります。訪れた観光客の方もまさかこんな険しい山を登るとは…という声も聞こえてきました。

登山開始から約20分、絶景ポイントに到着しました。

岐阜のマチュピチュ

パッと視界が広がり、青い空、自然豊かな山々、そして麓には様々な形をした茶畑が広がっています。幾何学模様のように見える茶畑は岐阜のマチュピチュと呼称されるのも納得の美しい絶景でした。

実は天空の遊歩道はまだまだこの先があります。岐阜県を望む絶景ポイントや引き返さずに駐車場まで一周できるルートがあるのですが、そこを進むと更に50分以上の時間がかかるので引き返してきました。

見頃の時期について

天空の茶畑、岐阜のマチュピチュにはいつ行けばいいのか?という疑問があると思いますが、茶畑は基本1年通して青々としていますのでいつ行ってもいいです。ですが、春から夏が最も綺麗でしょうね。6月あたりが気温的にも絶好の登山日和ではないでしょうか。

お土産店「天空の里上ヶ流茶」

天空の里上ヶ流茶

駐車場からやや道を下った所に天空の茶畑で摘まれた茶葉を使った上ヶ流茶の直売所があります。お土産としてこの地特産の茶葉を購入できます。

直売所かつ、休憩所としても使えるようになっています。茶葉には様々な種類があり、スティックタイプ・ティーバッグタイプ・普通の茶葉タイプがあります。

喫茶メニューもあり上ヶ流茶を使ったお菓子やお茶を楽しむ事ができます。

上ヶ流茶ジェラート・ロールケーキ・上ヶ流茶などが付いたプレミアムセットが1,000円。上ヶ流茶ジェラートとお茶菓子、上ヶ流茶のセットが500円です。

農薬不使用、上質な上ヶ流茶をいただきました。

お土産に購入したこの上ヶ流茶は1,000円です。お茶を淹れる時は急須にそのまま熱湯やポットのお湯を入れると思いますが、美味しく淹れるには60℃程度のお湯を使うのが良いそうです。なかなか一般家庭では温度計でもない限り難しいですが、熱湯だと茶葉がびっくりして味や風味も変わってしまうそうです。

おわりに

絶景スポット岐阜のマチュピチュには岐阜県大垣市から車で約50分程度で行けます。この美しい景色を眺めに、古来より生産されている春日六合の上ヶ流茶を味わったり購入したりできます。絶景スポットへ行くには20分程度登山となりますが、ちょっとした運動にもなりますね。

お店情報

天空の里上ヶ流茶
住所:岐阜県揖斐郡揖斐川町春日六合1417
営業時間:10:00~16:00
公式サイト:天空の里上ヶ流 安政4年お茶屋老舗農薬不使用で安心安全な100%国産上ヶ流茶
食べログ:天空の里上ヶ流茶 (テンクウノサトカミガレチャ) - 揖斐/カフェ [食べログ]

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