滋賀県の心霊スポットの一つとして数えられている滋賀県の長浜市と米原市を繋ぐ「観音坂トンネル」が2016年3月26日に新しくなったトンネルが開通しました。正式開通前にトンネル内を歩ける催しがあり、新しいトンネルの開通なんて人生に何度もないと思い行ってきました。
滋賀県民としても観音坂トンネルが心霊スポットとして囁かれている事は知っています。特に霊感が強い人だと中に入ることもできないとも聞きます。しかし意外と交通量は多く高校生も自転車でトンネルを通ったり、心霊スポットとして怖がられている様子はありません。
2016年3月26日、心霊スポットの一つとして数えられている観音坂トンネルは83年の歴史に幕を閉じました。
旧観音坂トンネルの様子
旧観音坂トンネルは昭和8年に開通したトンネルです。薄暗く橙色のランプが異様な雰囲気を漂わせています。トンネル内は乗用車が対向するのが精一杯な狭さで、特に大型トラックが通ろうものならかなり窮屈な通行を強いられていました。当然大型車同士であれば対向できず、どちらかが通りすぎるのを待つという状態でした。自転車や歩行者が通れる歩道もなく、自転車で通学する高校生も危険な状態に置かれていました。
トンネルを抜けると、観音坂という名の通りかなり勾配のきつい坂が続きます。道も曲がりくねっており冬場はスリップ事故が多発していたとか。トンネルを抜けても歩行者や自転車が通れる歩道はなくトンネルを抜けても危険は変わりありません。更に街灯も少なく夕方から夜にかけては尚更危険です。
新観音坂トンネルの様子
正式開通前の渡り歩きの催しには多くの人が集まりました。トンネルの車道を安全に歩ける事なんてこの催しでしかできません。トンネルの広さも従来の約2倍程になっています。
薄暗く橙色のランプで不気味だったトンネルは、LED 照明により白く明るいトンネルとなりました。車道も十分な広さがあり大型車同士でも対向する事ができます。更に車道の他に約3メートルの歩道も整備され、歩行者も自転車も従来よりずっと安全に通行することが可能になりました。
トンネルを抜けた後も歩道が整備され、さらに道路の傾斜も緩和、カーブも緩くなったので自転車で通学する高校生も安全に通行できますし、冬場のスリップ事故も軽減するでしょう。
トンネルを抜けると従来では木々に囲まれて目にする事もなかった、このような綺麗な青い池の風景も臨む事ができます。
新観音坂トンネルの開通イベントにはいち早くトンネルを通ってみようという多くの方が集まり、地方テレビの取材陣も来られていました。滋賀県長浜市のゆるキャラ三成くんも駆けつけていました。
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さすがにひこにゃんは来てくれなかったみたいですね…。
おわりに
ちなみに旧観音坂トンネルは封鎖されるそうです。文字通り蓋をするそうで以後通る事はできません。車が通らなくなった心霊スポットを訪ねてみようと思ってもそれは無駄に終わります。
新観音坂トンネルのアクセス
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