楽天でインターネットショップを運営されている方に朗報です。かつては楽天のスマートフォン用商品ページには画像は3枚まで(高さは1200pxまで)という画像制限がありました。ようやく重い腰を上げてこの画像制限が2016年より緩和されたのです。具体的に言うと3枚から10枚まで画像を掲載する事が可能となりました。ただし高さ制限は継続。
パソコンよりスマートフォンでのアクセスの方が上回る時代にこの制限はあまり理解できないものでした。ウェブデザインやアプリの開発などではよく聞く「モバイルファースト」という言葉があります。モバイルファーストとは、パソコン向けよりスマートフォンのようなモバイル端末向けの物を最初に作る方針の事です。従来ではモバイル向けは後から作られおまけ的な物でした。モバイルファーストはモバイル向けで使いやすくて最高の物を作り、後からパソコン向けを作るというイメージです。
楽天などインターネットショッピング(ECサイト)でもこのモバイルファーストの方針を取り入れるべきだと思います。パソコン向けの商品説明画像をスマートフォン向け商品ページに使うと文字が潰れてしまって見えないという事が考えられるので、スマートフォン前提に商品説明画像を作るなどですね。スマートフォン向けに作った商品説明画像をパソコン向けのページに載せても多少文字が大きくなる程度で支障は出ないでしょう。
各ショッピングモールでもスマートフォン向け商品ページは色々と制限が多く、色々と試行錯誤してスマートフォンで商品を訴求する方法が色々と編み出されました。
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手間不要!楽天スマホページ自動で楽に作れる「Snapp」が凄い
ネットショップにおいてもスマートフォンからの利用者が PC 利用者を上回りつつある事は周知の事実となっています。PC のページは作りこんでいても、スマートフォンページまでは手が回らない!という方もいら ...
例を言うと上の記事で紹介している SNAPP というウェブサービスです。月額制の有料サービスですが、パソコン版の商品ページを画像化しスマートフォン向けの商品ページにも載せるサービスです。これも画像制限をかいくぐる為に作られたウェブサービスです。10枚以上画像を使うならこれもまだ有効ですが、10枚未満ならこのようなサービスを利用しなくても標準機能で可能になったわけですね。
画像が10枚載せられるようになったといっても、やはり画像容量には気を配るべきです。楽天公式では画像1枚につき200KB以内を推奨しています。例えば1MBもの画像を10枚載せたら10MBです。あまりに大きなサイズの画像だとダウンロード時間がかかり、ページの表示も遅くなりかえって購入機会を失ってしまう可能性があります。画像容量は極力最小限に留めるべきです。
上の Kraken Image Optimizer というウェブサービスを使うと、画像の画質をそのままにファイルサイズだけを落としてくれるので便利です。
楽天のスマートフォン向け商品ページの画像制限緩和を機に、一度見直しをかけてみてはいかがでしょうか。