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ウザいけどいい奴に振り回される高校生の日常を描く「湯神くんには友達がいない」感想

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湯神くんには友達がいない

この前「湯神くんには友達がいない」という漫画をおすすめされました。聞く話によると究極のボッチ主義を貫く高校生の物語ということです。キャッチコピーは「”ぼっち”なんて怖くない! 新感覚お一人様コメディー!!」。

正直高校生の日常系の漫画は辟易していてもうお腹いっぱいという状態でした。それにボッチで引きこもりの暗い奴の物語なんて読みたくないと思っていました。しかしあまりにおすすめしてくるものですからさわりだけ読んでみることにしました。

は?めっちゃ面白いんですけど。

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湯神くんに振り回される人たち

物語はボッチ主義の湯神裕二と転校生として入学してきた綿貫ちひろが出会うところから始まります。この二人が主人公ということでしょう。まずは主人公の湯神くんの性格を知ってもらわなくてはいけません。この漫画の面白いところは普通じゃないキャラ立ちした湯神くんにあります。この湯神くんが普通の人だったら全く面白くないでしょう。

湯神くんを一言で言い表すのであれば、性格がひねくれたイケメンです。ひねくれたという表現では甘い。まつばってもう振りほどけないほどにひねくれています。ボッチ主義というくらいですから根暗の引き籠りで誰とも会話しない奴と思いましたが、これは全く違う考えであった事が発覚しました。

湯神くんは夏祭りに一人で行ったりボッチを好む傾向にありますが、野球部に入っており更にエースピッチャーです。自分の意思を曲げませんし、悪しき慣習を正す熱い想いも持っています。そして勉強も出来て頭もキレますし、誰かが困っていたらサッと救いの手を差し伸べる人です。そして落語が好きという変わり者。字面だけ見たら基本的にいい奴で勉強も出来てスポーツ万能、イケメンなのに何故友達がいないのか。それは性格がひねくれている事に尽きます。様々なプラス要素があれど、ただ一点の性格のマイナスポイントが彼の評判を地に突き落とします。理屈屋だけど間違った事は言いません。思っている事を遠慮なく言いますが、それが周りをイライラさせているのでしょう。ウザいけどいい奴という究極のイライラキャラだったのです。だからといって、湯神くんは周りを気にしたりしません。自分の味方は自分しかいないと言い切る人です。

湯神くんの魅力

何がこの漫画に引き付けるのだろうと考えると、やはり湯神くんの存在だろうと思います。湯神くんは基本的にいい奴なのですがウザいという一種のギャップ萌えに惹きつけられているのではないかと。

ボッチ指向でめんどくさがりやですが、自分の元に舞い込んできてしまっためんどくさい事は投げ出さずにとことんやり尽します。問題が発生したらとことん分析して問題解決を図ります。受けた恩は倍返しで返します。読んでいる途中、お前いい奴じゃねーか!とか、お前友達いるじゃねーか!と突っ込みを入れざるを得ません。ボッチ指向ですが、完全に人間関係を拒絶しているわけではないのです。

綿貫さんの魅力

そしてもう一人の主人公、綿貫さんもこの物語の華であり魅力の一つです。転校を繰り返してきて、舞台となる上星高校では長く腰を据える事になりました。転校を繰り返してきたせいか、いまいち周りに馴染めずハブられ感があります。そこで困っている綿貫さんを湯神くんが助けたりして、似た境遇である湯神くんとよくつるむようになります。

勉強はいまいちできず、内気であまり自分から交友関係を広げられません。そんな様子を湯神くんは哀れみの目で見ますが、そこにも助け船を出します。反対に綿貫さんも湯神くんが困っていれば助け船を出します。クラスの全員が湯神くんをめんどくさいと近づいたりはしませんが、綿貫さんだけは少しだけ湯神くんの味方になっています。本人にあまり自覚はないようですが。そんな二人の掛け合いも面白さの一つです。

おわりに

まとめるととりあえず面白いから読んどけ、という感じです。作者、佐倉準さんのデビュー作との事ですが、これこそアニメ化してほしいほどの好きな作品となりました。

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