パソコンで使えるフォント(書体)はとんでもない量があります。それはもう星の数ほどあるのではないでしょうか。有料フォントからフリーフォントまで、日々新しいフォントが作られています。
ところで、このフォントは何という名前のフォントだろう?と思う事はありませんか?フォントを見ただけでフォント名を言い当てられる人はそう多くはないでしょう。Photoshop ファイルや Illustrator ファイルなど、編集用ファイルがある場合はそのファイルを開いてフォント名を調べる事ができますが、もし画像しかなかった場合フォント名を調べる事は困難です。
フォント名を調べたり探さなくてはいけないケースには以下のような事が考えられます。
- 自分で作ったファイルだけどアウトライン化したAIファイルしかなくてフォント名がわからない。
- クライアントから書体指定で依頼が来たけど、手がかりが画像しかない。
Illustrator の ai ファイルの場合、文字をアウトライン化してしまったら文字は図形となってしまうのでフォント名を調べる事が不可能になります。もし探すとなればインストールされているフォントリストから探すことになります。これは骨が折れますよ。
また、クライアントから書体指定でウェブサイトやバナーなどの依頼が来る事も考えられます。フォント名を教えてくれたら良いのに画像しか送られてこない事があって困った記憶があります。
そんな時、パッとフォントを調べてくれるツールがあれば…。そう思ったあなた、そんなツールがあるんです!
フォント(書体)を調べる「What the Font」の使い方
海外のウェブサービスですが、そんなに気負う必要はありません。使い方は簡単です。
今回は例として上図のフォントを調べてみることにします。
まずは、調べたいフォントの画像を選んで「Continue」ボタンをクリックします。対応画像は jpg, gif, png のいずれかで、サイズは2MBまでです。
各文字に対して自動で文字が抽出されます。もし間違っていたら各テキストボックスに文字を入力して修正し、Continue ボタンをクリックします。
結果が出ました。今回は5種類のフォントがマッチしたようです。一番上を見ると「Sanvito Pro」というフォントである事がわかりました。正解です。適当なフォントを選んでいくつか試してみましたが、いずれも正解で結構精度は高いように思います。
おわりに
しかし、海外製ウェブサービスなので和製フォントは非対応である事を念頭に置く必要があります。日本でもロゴやバナーにアルファベットを使うことは多々あるので、十分使いみちがあるウェブサービスではないでしょうか。