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東京で遭遇したタッチパネル式自販機の使い方がわからず困惑した

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まさか自動販売機の使い方がわからない…と困惑する日が来るとは思ってもいませんでした。

それは東京都内の駅で遭遇した自動販売機で、普通とは違うものでした。こんな自販機は田舎モンには見たこともない代物です。新種の自販機に遭遇して困惑した顛末をお話します。

ある日、東京都内の駅で遠目から自動販売機が見えたので飲み物を買おうと財布を出しながら近づきました。そしてお金を投入し、どれにしようかな~と飲み物を選ぼうとした時…。

タッチパネル式自販機

「えっ?」

目の前の自動販売機には買いたい物を選ぶボタンがありませんでした。これはアイデンティティの喪失です。お金を入れたのはよいものの、ボタンがないので買うことができずにまさに困惑でした。

仕方なくお金を払い出して買うのを諦めて去ります。すぐに他の利用者が現れたのでどのように買うのか様子を伺いました。すると、画面をタッチしているのです。

タッチパネル式自販機の使い方

使い方は、お金を入れて画面に表示されている飲み物を指でタッチして購入するという事でした。これは正直初見ではなかなか気づけないのではないでしょうか。まず、その画面がタッチパネルであるという事に気が付きません。画面に表示されている飲み物が押せるとは思えないのです。

自動販売機と言えばお金を入れて欲しい飲み物の下にあるボタンを押して購入する、日本全国一般的に確立されているものです。その仕組みを敢えて変更してまでタッチパネル式自販機にする意味をちょっと理解しかねますね。誰でも使えるという意味でユーザビリティに配慮された仕組みとは思えません。

確かに見た目は格好良いですが、通常の自販機より電気を食いそうです。(もしかしたらわざわざタッチパネル式にするくらいだから電気代は安いのかもしれません。)

タッチパネル式自販機のメリット

そこで逆にメリットから考えてみました。メリットがあるからこそ開発されたに違いありません。

動画を流せる

ただ、商品を表示させておくだけなら通常の自販機で良いです。自販機が大きなディスプレイとなっているわけですから、静止画だけではなく動画も流せます。東京では電車内の広告も動画が流れているように、自販機でも動画広告を流したかったのではないでしょうか。

商品の入れ替えが楽

通常の自販機では缶のサンプルが物理的に陳列されています。販売する物を変更するならサンプルも変更しなくてはいけません。タッチパネル式なら、全てがデータですからサンプルを入れ替える必要もありません。

おわりに

このタッチパネル式の次世代自動販売機は今では東京だけではなく関東地方を中心に各所の大きな駅にも設置されているようです。さすがに屋外ではタッチパネル式自販機は見たことがありません。

また、気温や時間帯に応じたコンテンツを流したり、購入者の年齢や性別を自動判別しておすすめ商品を表示する機能もあるのだとか。

自販機の使い方がわからないというような恥ずかしい思いをしないように、タッチパネル式自販機というものが存在するという事も知っておいた方がいいですね。

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