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小学生にブログを書かせる事の危険性について

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ノートに書く手

今日こんな記事を見ました。子どもがブログを開設したというお話。

子どもがブログを開設した事によってのメリットについては書かれてあるのですが、危険性については触れられてなかったのでこれについて考えてみます。

メリットについて

ブログを書きはじめると考える力と文章力が向上する。

メリットについては概ね同意です。私の経験では、普段から文章を書く習慣があると文章を書く事が苦ではありません。学校の課題でよくある「作文」なども難なくこなせるようになると思います。

また、最近ではスマートフォンの普及によりパソコンが使える若年層が減少しているそうです。そんな中ブログを書くのでしたらパソコンは絶対使いますし、パソコンの知識も身について一石二鳥。

いい事尽くめと思いきや、危険と隣り合わせである事も理解しておく必要があります。

小学生にブログを書かせる事の危険性について

ブログというものは、不特定多数の人に見られるというのはもちろんです。インターネットに文章を書くという以上、何でも書いていいわけではありません。書いて良い事、ダメな事の判別を教えておかないと危険です。

個人情報を書いてしまう

ブログは、オフラインの紙に書く日記とは違います。その日記の延長線上で書いてしまうと、「今日○○さんと○○という場所で遊びました。」と本名で書いてしまうかもしれません。その流れから、身バレの危険性もあります。

知らずに罪を犯してしまう危険性

例えばですが、ある人から嫌な事をされた。それについて個人を指して悪口をブログに書いてしまった場合、それは名誉毀損になるかもしれません。Twitter がバカッターと揶揄される事もあるように、インターネットの知識を持っていないと危険です。

自宅もばれる可能性

これは小学生でなくても起こりうる事ですが、自宅でスマートフォンで撮った写真をブログにアップ→自宅の場所がわかるという危険もあります。スマートフォンの写真には位置情報が付加されている場合もある為です。スマートフォンのカメラで位置情報を付けないなどの設定が必要です。

煽り耐性が多分ない

インターネットは怖い所です。何でも書かせた結果、ブログの炎上に繋がる恐れもあります。そんな時には心無いコメントが多数付く事でしょう。煽り耐性は多分ないと思うので、心が壊れてしまうかもしれません。将来に影響が出ては元も子もありません。

おわりに

数々の危険性がありますが、メリットの方も十分に大きなものがあると思います。文章力が付き、その文章が評価され小学生人気ブロガーになるかもしれません。将来は文豪に育つかもしれません。

しかし、いきなり小学生にインターネットの知識を全て教えるのは難しいと思います。このような危険性を教えるのも子どもの成長に蓋をしてしまう可能性があります。小学生がブログを書くというのはハイリスク・ハイリターン。所謂諸刃の剣です。子どもにブログを書かせるのであれば、まずは大人、親がフィルターとなって見てあげるべきだと思います。書いていい事、ダメな事の判別やインターネットの知識が付いた頃に親離れ、という感じが安牌だと私は思います。

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