今まで何も気にしていませんでしたが、高速道路のサービスエリアやパーキングエリアの駐車場は斜めに白線が引いてあります。建物に対して垂直で平行に引かれている駐車場はありません。デパートやスーパー、コンビニを思い浮かべてください。駐車場の白線は建物に対して垂直か平行になっていると思います。斜めのところもあるかもしれませんが…あまりない筈です。
サービスエリアの駐車場の白線はある時点まで他と同じくまっすぐ引かれていました。しかし、対策の為に斜めに引かれるようになったのです。
駐車場の白線が斜めである理由は?
最初、駐車場が斜めである理由を考えていてふと思いついたのが「逆走防止」でした。するとまさしくその通りだったわけです。
駐車場の白線がもしまっすぐだったら、出る時に右に曲がるか左に曲がるか一瞬考えてしまうでしょう。今高速道路のサービスエリアに居ることを忘れて逆方向へ行ってしまう可能性も考えられます。
しかし、斜めに白線が引かれていたら出る時の方角は曲がりやすい方向へ行きます。わざわざハンドルを大きく切って曲がりにくい方向へ行く事はないでしょう。これで逆走防止に一定の効果が見込まれるのです。
何故かその上でも時々高速道路の逆走のニュースを耳にする事があります。一体どうやって逆走をするのか?ちょっと想像が難しいです。
逆走が起こる理由
逆走が起こる理由をちょっと調べてみましたが、主に以下の理由のようです。
- サービスエリアやパーキングエリアの入り口から本線へ出てしまう。
- インターチェンジの出口から進入。
- インターチェンジを通り過ぎてしまって故意に逆走。
1番目はまぁ考えられます。2番目はそもそも出口から入れるのかという疑問はありますが…。3番目は確かに降りるインターチェンジを通り過ぎてしまったら焦りますよね。実際は次のインターチェンジまで行くしかないのですが、実は通り過ぎてしまった時の為に「特別転回」という制度があります。
降りるインターチェンジを通り過ぎてしまったら、次のインターチェンジの係員に事情を説明すると特別転回の処置をしてもらえます。普通であれば通り過ぎた分余分に料金を支払わなくてはいけませんが、特別転回の処置を受けると、通り過ぎた分の料金は支払わなくても済みます。これは予め特別転回という制度を知らないと使えませんね。
おわりに
サービスエリアやパーキングエリアの駐車場の白線が斜めである理由をまとめます。
白線を高速道路の進行方向に少し傾ける事によって、駐車場から出る時の車の進行を自然にわかりやすくし高速道路の逆走を防ぐ目的だったという事です。