楽天ショップを丸々コピーした偽サイトや、楽天市場を装った偽メールが蔓延していると楽天が注意を促しています。
私からすると今更?という印象です。実はこうした偽サイトや偽メールは2014年の夏頃から確認されています。うちにも偽サイトがありました。楽天の EC コンサルタントに連絡しても「え、そんな事一度も報告されていませんが…。」と言うばかり。ようやく本体が重い腰を上げましたか。しかし遅すぎですね。
楽天偽サイトの影響
楽天偽サイトは突然現れる為、あなたのショップの偽サイトも既にあるかもしれません。うちではお客様からの問合せで初めて発覚しました。
「振り込んでも商品が届かないのですが。」
「メールが届かないのですが。」
などなど。中には、怪しい偽サイトがありますよと教えてくださる方もいらっしゃいました。
この楽天ショップの偽サイト問題、放置すればお客様の被害も増える一方で何か手を打たなくてはいけません。もし偽サイトが発覚したのなら、サイトに注意書きを掲載するなど注意を呼びかけましょう。
楽天偽サイトの探し方
偽サイトの出没が発覚してから、こちらからも探し始めました。そしたら、あるわあるわの偽サイトのバーゲンセールかよという位の数がありました。
以下のようにして探しました。
- 自社ブランド名で google 検索
- 自社ブランド名で google 画像検索
- 商品名の完全一致で google 検索
自社でブランドを持っているのなら、それで検索します。1ページ目には当然本家のページが出るのですが、2,3ページ目以降となると怪しいドメインのサイトが出てきました。これこそ偽サイトでした。
サイト構成や画像まで丸々コピーしているサイトや、画像だけコピーしているサイトなど様々なものがありました。外国人が日本語を書いたような不自然な日本語が目立ちます。連絡先も明らかに自社とは違うものです。
連絡先へサイトを公開を取りやめるように通達するか、それでもダメなら弁護士を通してなど更に踏み込んだ対策が必要になるでしょう。
お客様を装ったメールにも注意
冒頭の記事では楽天市場を装った偽メールが蔓延しているとありましたが、お客様を装ったメールがショップに届くというケースもあります。
商品が破損していました。交換してください。写真は添付します。
といった具合の添付ファイル付きのメールが届きます。添付ファイルをよく見ると画像などではなく、見たこともない変な拡張子である事が多いです。
パソコンの知識に疎い受注担当の人を狙った添付ファイルを開かせてウイルスを仕込む手口です。正直これは上手い事を考えたなと思いました。感心している場合ではないですが。
怪しいメールが来たら、まずは受注履歴を確認して怪しい添付ファイルは開かないようにしましょう。