やっぱり夏の風物詩と言えば花火大会ですね。各地で行われる花火大会へお出かけの予定を立てていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
そこで花火の写真を撮ろうと思って息こんでカメラを持って行っても、結局上手く撮れなかった。そんな経験はありませんか?実際花火の写真は難しい印象があります。しかし撮り方さえ知れば意外と簡単に綺麗に花火の写真を撮る事ができます。
私が実際花火の写真を撮っている時、こうすれば上手くいくんじゃないか?と思ったことを実際試してみたら本当に上手くいったので、その方法について紹介します。
綺麗に撮る鍵はシャッタスピード
とりあえず何も気にせず花火の写真を撮ってみたものが上の写真です。失敗例のよくある写真ですね。完全にブレてしまっています。
この写真はデジタルカメラのオートモードで撮ったものです。カメラが諸設定を自動で設定し撮影された写真です。しかしブレてしまいました。
ブレる原因はシャッタスピード
シャッタスピードとは、カメラのシャッターが切られるまでの時間です。光がなければ写真は撮れません。真っ暗闇で写真をとっても黒い写真が出来上がるだけですよね。シャッタスピードが速ければカメラに光が取り込まれるのは一瞬です。遅ければ長く光が取り込まれる事になります。
デジカメのオートモードは昼間の写真撮影なら、明るくて光量も多くてシャッタースピードは速くなります。シャッタースピードが長ければ必要以上に光を取り込みすぎて真っ白な写真になってしまいます。反対に夜の写真は光量が少ないので、より多く光を取り込もうとシャッタースピードは長くなります。花火の写真がブレる原因はこのあたりにあります。
夜の写真はシャッタスピードが遅くなります。場合によっては1秒、2秒もカメラのシャッターが開く場合もあります。その1秒2秒の間にカメラや手が動いたらどうなるでしょうか。花火が線状に伸びたりブレる事になるのです。手でカメラを持って撮影する場合シャッタスピードが長いほどブレやすくなります。
逆転の発想
花火の写真は夜の写真といえど、明るくて光量は十分です。ならば、シャッタスピードは速くてもいいのではないか?という事に気が付きました。
コンパクトデジカメでもシャッタスピード優先モードという物がある場合があります(一眼レフなら確実にある)。シャッタスピードを手動で設定して撮影するモードです。
シャッタースピードを1秒以下に設定。1/3秒、1/6秒などに設定します。こちらは適宜設定してください。あまり速すぎると光量が足らずに真っ黒な写真になります。シャッタースピードが速ければブレにくく、手でカメラを持って撮影してもブレずにきれいな写真が撮りやすいですよ。
おわりに
夏と言えば花火大会。花火大会にお出かけの際、写真撮影はシャッタスピードの設定をお試しください。