今では OK という言葉はどこでも耳にしますし、あなた自身もよく使う言葉だと思います。日本語でも市民権を得ている OK という言葉は日常生活だけではなく、インターネット上でも「おk」というように姿を変えて使われる事もあります。他にも身近な所では、パソコンでも「OKボタン」として見かけるでしょう。Windows では確認の画面に必ず OK ボタンが存在します。
いつも何気なく使っている OK という言葉ですが、OK が何故了解や同意の意味になるのか。どういう由来があるのか気になってきました。そして何語なのか…恐らく英語だと思いますが何かの頭文字を取っているのではないかと思います。
OKの由来と発祥
予想通り OK は英語から来たもので、アメリカ発祥でした。諸説ありますが元をたどると OK は「all correct(全て正しい)」から来ています。これだと AC ではないかと思うのも間違いありません。日本語でも「ヴァイオリン」と「バイオリン」で書き方は違えど同じものがあるのと同じく、英語圏でもこのような表記ゆれの言葉が存在します。
all correct も同様で、表記ゆれで「oll korrect」という書き方もあったようです。読みは一緒ですよね。これが1839年のボストン新聞で初めて「oll korrect」の略語として「OK」という言葉がメディアに載りました。そこから急速に OK が広まりましたが、面白いことに最初のうちは OK は「all correct」の綴り間違いとして注意書きも一緒に付与されていたようです。そんなエピソードがなければ、もしかしたら OK は AC になっていたかもしれませんね。
今では OK はヨーロッパ各国、メキシコ、ブラジル、日本、中国、韓国、台湾、フィリピンなど多数の国で使われるようになりました。
OKの意味は国によって若干異なる
日本での OK は了解とかわかった!というような意味ですが、英語では若干意味が異なるのが要注意です。もちろん了解という意味もありますが、他にもまぁまぁという意味もありますし、いいえ結構ですという意味で使われる事もあります。日本語でもわかりかねますという難しい言葉がありますが、英語でも表現が難しい言葉があるみたいですね。
日本だと OK は最上級の言葉という印象がありますが、そのままの意味で英語圏で使うと悪くはないとかまぁまぁという意味に取られてしまって失礼になる事もあるという事を念頭に置いておきましょう。