信号機が夜間22時以降点滅する所があるのは何故か?
道路を通行していれば必ず目にする信号機ですが、場所によっては夜間は点滅信号に変わる場合もあります。点滅に変わる時間は地域によって多少差はあるようですが、22時か23時のようです。そして翌朝5時か6時には通常の信号へ戻ります。ですが、24時間通常の信号のままで点滅信号にならない所もあります。この違いは何だろうか?と結構前から疑問に感じていました。
以前、東京に住む友人にこの夜間点滅信号の話をした所知らなかったようで驚いたことがあります。東京には夜間点滅信号がないのかもしれません。調べてみると夜間の交通量に関係している事がわかりました。
夜間交通量が少ない所は点滅へ
東京ならば夜間でも交通量がなくなるという事はないでしょう。それで東京には夜間点滅になる信号はない(もしくは滅多にない)のも合点がいきます。夜間に交通量が少ない交差点で通常の信号の動作をしていたら、車通りに関わらず赤信号なら止まらなくてはいけません。ドライバーに無駄な時間を過ごさせてしまいます。
これが点滅信号なら、黄色の点滅の場合、減速して交差点へ入りそのまま止まる事なく通り過ぎる事ができます。赤の点滅の場合でも一旦一時停止して安全であれば通行する事ができます。赤信号でずっと待つ必要はありません。つまり、夜間の交通を円滑にするために点滅信号になっていたというわけです。
しかし、以下のようなニュースもありました。
事故急増で信号の「夜間点滅」やめます 大阪府内100カ所
夜間点滅信号で事故が急増というニュースです。その為、夜間点滅信号をやめるとか。何故事故が急増したかというと、黄色点滅と赤色点滅の意味を理解していないという驚きの内容でした。普通の信号だったら事故が防げる可能性があるので夜間点滅を止めるというのも確かに一つの方法ですが、何か違う気がします。そもそも教習所で教わる筈の黄色点滅と赤色点滅の意味がドライバーに浸透していないというのが一番の問題なのですから、免許更新の際の講習で再徹底するなど交通ルールの徹底が肝要だと思いますね。
改めて赤色点滅と黄色点滅の意味を復習しておきましょう。
- 赤色点滅:一時停止して安全なら進む
- 黄色点滅:他の交通に注意して進む
黄色点滅は見通しが悪い交差点以外では徐行の義務はありません。しかし、そのままの速度で進むのは無理がありますからやはり多少は速度を落として注意する必要があります。赤色点滅を無視して突っ込んでくる車もないとは言えません。
点滅信号の意味を理解していないドライバーが多いという事実は、安全に運転している人にとっても脅威ですね。交通ルールを守っているのに事故に遭う可能性があるのですから恐ろしいです。
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