2014年夏に発売された au の Android スマートフォン「HTC J Butterfly HTL23」に Android のメジャーアップデートが2016年3月8日より提供される事になりました。バージョンは Android4.4から Android5.0 となります。
日本で発売されるスマートフォンは一度発売したら Android のバージョンアップはなし、バージョンアップされるものが稀でした。もう発売から2年も見えてきた時期に Android のバージョンアップが提供される事にも驚きです。
という事で早速バージョンアップしてみました。
目次
OSアップデートの前に
OS(Android)のバージョンアップと言えば聞こえは良いですが、バージョンアップが必ずしもあなたに良い結果をもたらすとは限りません。お使いの環境などによって思わぬトラブルに見舞われる可能性もあります。バージョンアップしても何も問題が出ない場合もありますし、バージョンアップしたら使い物にならない程動作が重くなる事もあり得ます。それはお使いの環境やアプリなどによっても変わります。
Android5.0に対応していないアプリもあります(ゲームを中心に多い模様)。アップデートしたら使えなくなるかもしれませんので対応状況を確認しておきましょう。
そしてバージョンアップしたら元に戻す事はできません。もし深刻な不具合が発生したら初期化する事となるでしょう。
なので、au 自体も積極的にアップデートを勧めているわけではなく自己責任のもとでアップデートを行ってくださいとしています。
アップデート前にはバックアップを
万が一の備えにバックアップを取っておきましょう。万が一でもデータが消失してしまったら目も当てられません。
バックアップと言うと難しそうに聞こえますが、au が公式バックアップアプリを提供しています。
アップデート方法
まずは、設定を開いて「バージョン情報」をタップ。
そしてソフトウェアアップデートをタップ。すると、アップデートのチェックが始まります。
システムアップデートの通知が出るので、ダウンロードをタップします。Wi-Fi 接続環境でだいたい1時間ほどかかりました。
※バッテリー残量が少ないとアップデートできません。
何が変わったの?
見た目が若干変更
画面デザインや一部操作方法が変わると書かれていたので大幅に変わるのかと思いきや、大して変わっていませんでした。
ロリポップの仕様でロック画面が変更されています。アイコンが全体的にシンプルな物に変更され、カメラのアイコンもさりげなく変わっています。
写真などを共有する際の方法を選択する画面が、3列のアイコンに変更されています。
パフォーマンスの向上
スマートフォンも購入してから2年が近くなってくると動作も重くなってきます。そろそろ初期化か…と思っていた矢先に Android5.0 のアップデート。
Android5.0 へアップデートしたら明らかに動作の重さを感じる機会が少なくなりました。ホーム画面への復帰までの時間が明らかに減少しサクサク動くようになりました。また、具体的に計測したわけではありませんが感覚的にバッテリー持ちも向上したような気がします。
カメラ機能のアップデート
標準でフォトエディターアプリが追加され、写真撮影後様々なエフェクトを適用できます。また、パノラマ写真撮影時にはシャッターを押さなくてもスマートフォンを水平に動かすだけで撮影できるように改善されています。
設定項目を検索可能
設定画面で設定項目を検索する事ができるようになりました。設定から希望の設定項目を探すのがめんどくさくても、検索すれば一発で目的の項目を出す事ができます。
ファイラーでSDカードへの書き込み
サードパーティーのファイラーでSDカードへの書き込みが自由に出来るようになるそうですが、使ってないのでメリットを感じる事はありませんでした。
参考記事
より詳細なアップデート内容は au 公式ページにてどうぞ。