2018年3月7日より発売された FINAL FANTASY15 Windows Edition(PC版)を購入しました。PS4 版が発売されてから約1年と少し経ってからの発売ですが、ここまで待ちました。PS4 版が出る前に体験版をプレイしましたが、フレームレートが低くてとても快適にプレイできる状態ではなかったのです。FF15 はほとんどアクション RPG ですから、特に戦闘シーンはフレームレートが低いと何をやっているのかよくわからない状態です。当時から PC 版の噂はありましたので、待つ事にしたのです。
PC 版では PS4 版では実現できなかった高フレームレートだけではなく、より高いグラフィック性能で質感がよりリアルに、描画力もアップしています。
ただでさえ重いと言われる FF15 の PC 版。Geforce GTX1070 の実力なら快適にプレイできるのか?という所についてレポートしていきます。
目次
プレイしたPCスペック
- CPU:Core i7-6700 3.4GHz
- メモリ:24GB
- グラフィックボード:Nvidia Geforce GTX 1070 8GB
推奨スペック
CPU:Core i7-3770 3.4Ghz以上
メモリ:16GB
グラフィックボード:Nvidia Geforce GTX 1060 6GB
推奨スペックはクリアしましたが、今までプレイした PC ゲームの中では最もハイスペックを要求されました。メインメモリ16GBなんて普通の人は積みませんし、Geforce GTX 1060 も約4万円からで購入のハードルも高いです。さすが激重と言われるだけの事はあります。
プレイ時のフレームレートについて
グラフィック設定は「標準」と「高」がありますが、「高」でプレイしました。
戦闘時ではない状態でフレームレートは 80fps ~ 90fps と常に 60fps 以上を維持しています。ただ、PC 版には更にグラフィック品質を高める NVIDIA GAME WORKS と呼ばれる最新技術を適用できます。これを有効にすると、30fps 程度しか出なかった時には Geforce GTX 1070 をもってしても 30fps!?と絶望を覚えましたが、オフにしたら 60fps 以上になったのでほっと一安心でした。
敵や味方が入り乱れる迫力の戦闘シーンにおいても、60fps ~ 70fps でした。どんな重そうな場面でも 60fps を下回る事は滅多にありませんでしたね。
60fps以上を体験するには
でも 60fps を上回っても一般的な PC ディスプレイでは実力を発揮する事ができません。それは、普通のディスプレイはリフレッシュレートが 60Hz で 60fps 以上には対応していないためです。
60fps 以上を体験するには、リフレッシュレートが 120Hz や 144Hz のディスプレイを使う必要があります。144Hz のディスプレイであれば 144fps まで対応できます。ただ、FF15 の最大対応 fps は120です。
リフレッシュレート144Hz のディスプレイも3万円を切る価格で買えるようになり、一昔前より大分お求めやすくなりました。
コントローラーについて
コントローラーがない場合、操作はマウスとキーボードです。さすがにこれではプレイし辛いです。
マイクロソフトの Windows 対応ゲームコントローラーなら、パソコンに接続するだけですぐに使う事ができます。Steam においても使えます。振動にも対応。
FF15の特長
車を運転できる
FF15 は広大なオープンワールドが特長の一つ。徒歩では隣町へ行くにもかなりの時間がかかってしまいます。FF15 ではレガリアと呼ばれる車での移動が主となります。行ったことがある街や拠点へはファストトラベルですぐに移動する事も可能になります。
FINAL FANTASY シリーズで車に乗って移動というのはなかったように思います。近代的になったものです。便利に使わせてもらってます。
カーステレオで音楽を聞く事もできますが、これまでの FINAL FANTASY のサウンドトラックが聴けたり、その他のスクエア・エニックスより発売されたゲームのサウンドトラックが聴ける事には感動しました。
釣りができます
ルシス王国の王子である主人公のノクティスは釣りが得意(意外)で世界各地の釣りポイントで釣りができます。釣りゲームかよ!と思えるほどのこだわりぶりに驚きました。ロッド・ルアー・リール・釣り糸まで専用アイテムがあります。
釣った魚はアイテムになったり食用魚として活用できます。
自由に写真を撮れるフォトモードでの撮り方
ゲーム中では旅の仲間であるプロンプトが写真スキルを持っていて、自由に写真を撮りまくっています。
プロンプトが撮影した写真は、宿泊時やキャンプ時に確認する事ができます。
実はゲーム中ではプロンプトだけではなく、プレイヤー自身も自由に写真を撮る事ができるのです。ゲーム中で説明も出てこないのでなかなか気が付きにくいです。
フォトモードを起動するには、まずコントローラーなら「RT」ボタンを、キーボードなら「T」キーを押します。通常このボタンはアイテムを使用したりするボタンなのですが、矢印キーで左右に切り替えるとカメラメニューが出てきます。
フォトモードではズームしたりエフェクトをかけたりまるでインスタのような加工もできます。ただ、写真保存枚数は200枚までというのが残念ですね。更に撮るにはいらない写真を消していく必要があります。
FF15 PC版のパッケージ版はあまり意味ない
FF15 の Windows Edition にはパッケージ版とダウンロード版がありますが、パッケージ版ならダウンロード時間を節約できるかと思いきや別にそうでもありません。パッケージ版のメディアにはインストーラーが入っているだけで、結局インターネット経由でダウンロードしてくるのでダウンロード版とさして変わりありません。
ゲーム本体で80GBもあり、ダウンロード時間とインストール時間で12時間くらいかかりました。
おわりに
Geforce GTX1070 なら常に60fpsを維持できるくらいに快適にプレイできました。2018年初頭、グラフィックボードが高騰していて当時購入した時より2万円以上値上がりしていました。
やはり60fpsでプレイするのは快適ですので、PS4版では不満で見送った人も PC 版ならおすすめです。