正直 Play Station4 が発売となった時には疑問に思いました。全く売れる要素が見当たりません。まだやるの?と。
商品を売るには体験を売る
商品を売るには、これを買えばどのようなメリットがあるのか、どのような体験が出来るのかを提示して想像させる事がカギです。Play Station って付加価値で売ってきたと思うんですよね。
PS2 は大幅なグラフィックの進化と DVD も見れるゲーム機として爆発的に普及。PS3 はグラフィックの進化とブルーレイも見れるゲーム機としてまぁまぁ普及。
PS4 は…。普通の人から見たら PS3 とほとんど変わらないグラフィックの進化、オンライン有料、ソフト少ない。まぁ売れませんわ。PS3 で成し得なかった常時 60FPS が実現できるのならまだ道はあったかもしれませんが、それも無理と。
※PS4に60FPSのゲームはありますが、わずか。
簡単にグラフにするとこんなイメージ。ゲーム機が進化しても体験できる凄さや驚きはだんだん少なくなっているわけです。
ゲームを誰に売るのか
商品を誰に売るのかも重要です。じゃあ、ゲームは誰に売りましょうか。一番ゲームをプレイするであろう子どもに?それも詰んでます。
総務省の統計によると、PS2の時代の始まりである2000年と2014年の子どもの数(15歳以下)を比べると225万人も減っています。全員がゲームをプレイするわけではないと思いますが、225万人も減ったら売上減にダイレクトに響きますよね。今後も減っていく所に注力はできないと思います。現に発売されるゲームは減ってますね。
じゃあ、ゲーム好きの大人をターゲットに?子どもに比べたらゲームができる時間は限られています。そこをターゲットに大作 RPG なんかを投下しても…売れませんわね。ゲームの需要というのはあると思いますが、空いた時間にパッと出来る携帯機やスマホ向けゲームに流れていくのは今の時代自然な事じゃないかと思いました。
日本では据え置きゲーム機に未来はない。詰みですね。