Chromebook をご検討の方で、Word,Excel が使えないと困るという方もいらっしゃると思います。Chromebook でも Word,Excel 一部互換性ありと書きましたが、本当に一部です。簡単な文書ファイルくらいなら閲覧できるくらいに思っていた方が良いかと思います。
目次
ChromebookでOfficeファイルを読み書きする手段
手段は3つあります。
Googleドキュメント
まずは Google ドキュメントを使う方法です。Windows で保存した Word,Excel ファイルを Google ドライブに保存して、Chromebook から開く事ができます。
Google ドキュメントでは、Office の Word にあたるものを Google ドキュメント、Excel にあたるものを Google スプレッドシートと呼びます。
Office Online
もう一つは Microsoft 社が提供しているブラウザ上で動作する Office アプリです。
Chromebook を使っていながら Microsoft アカウントが必要だったり、保存先は Microsoft のクラウドストレージ One Drive だったり、Google アカウントで完結できる Chromebook の良い所を殺す事になるなぁと思って個人的には論外です。
Chromeリモートデスクトップ
Chromeリモートデスクトップとは、Chromebook を使いながら他のパソコンを操作する事ができるものです。これを使って Chromebook で Windows 機を操作して Office ファイルを開きます。そりゃぁ、Windows で開くんですから互換性は100%ですわ。そこまでするなら Windows で編集しなさいよ!って思いますね。
この後は、Google ドキュメントでの互換性について書いていきます。
互換性について
.doc .xls ファイル
Office2003 以前のファイル形式ですが、開く事はできます。ただし、保存するには Office2007 以降の .docx .xlsx ファイル形式に保存し直さなくてはいけないので互換性はないです。
.docx .xlsx ファイル
Office2007 以降のファイル形式は、開く事が出来て保存も可能。Chromebook で編集したファイルを Windows でも見る事が出来ます。ただし、機能がかなり制限されています。
文字色変更、背景色変更、基本的な関数は使えますが、罫線を引く程度の基本機能が使えないのであまり使えません。マクロなんてもってのほか。図形描画も不可。互換性と言えば、何も凝った事をしていない簡単な文書ファイル程度なら可能です。
GoogleドキュメントからOfficeファイルの出力
Office ファイルを開くと互換性はいまいちですが、Google ドキュメントから Office ファイルを出力するとまぁまぁです。Office 機能をある程度は網羅しているので、Chromebook で出力した Office ファイルを Windows で閲覧する事はほぼ問題ないのかと思います。
Googleスプレッドシートで使える関数
Excel の関数の大半はサポートしています。詳細は下記ページでまとめられています。
おわりに
他機種と Office ファイルをやりとりするには難ありです。しかし、Windows でも Google ドキュメントは使えるので完璧な互換性を維持するならわざわざ Word,Excel を使わない方が得策なのかなと思いました。