Windows ノートパソコンを使っていた頃は、多少持ち運びにかさばっても便利なので USB マウスをいつも持ち歩いていました。しかし、Chromebook ではマウスを使っていません。何しろ、マウス不要と思えるほどの便利なタッチパッド(トラックパッド)ジェスチャーがあるからです。
※Chromebook でも USB マウスや Bluetooth マウスを使用することができます。
目次
タッチパッド(トラックパッド)ジェスチャーとは?
タッチパッドとは、ノートパソコンのキーボードの下部に付いてあるマウスの代わりになる部分です。このタッチパネルを使ってクリック、ダブルクリック、スクロールなど様々な動作を実現できるのがタッチパッドジェスチャーです。
タッチパッドジェスチャーの使い方
左クリック
Windows での左クリックはタッチパッドをタップです。ようするにスマートフォンと同じです。タッチパッドに一瞬だけ触れてすぐに離します。尚、Chromebook のタッチパッド下部を押しこむことでも左クリックになります。
ダブルクリック
ファイルを開く時などに使うダブルクリックはタッチパッドをダブルタップします。タッチパッドに軽くトントンとノックするように叩きます。
右クリック
右クリックは二本指でタッチパッドをタップします。Windows ノートパソコンではボタンを押さないと出来なかったと思います。
真ん中クリック
Windows でマウスホイールをクリックでリンクを新しいタブで開く事ができましたが、Chromebook でも有効です。三本指でタッチパッドをタップします。正直三本指という発想はなかったです。出来た時は驚きました。
ドラッグアンドドロップ
こちらは中でもタッチパッド操作が高度な技ですが、ドラッグアンドドロップもできます。ドラッグしたいものを一本の指でタップし、もう一本の指でスライドさせます。二本指を離すとドロップします。
スクロール
アプリ内やブラウザでスクロールするには二本指でタッチパッド内をスライドさせます。上下にスライドさせれば縦スクロールできますし、左右にスライドさせれば横スクロールできます。これが凄く快適です。Windows では横スクロールはスクロールバーをドラッグしたり面倒なのですが、Chromebookなら簡単です。
現在開いているウィンドウの一覧
Windows でいう「Alt + Tab」キーを押した時の機能です。Chromebook ならタッチパッドでも可能です。これを行うにはタッチパッドで三本指を素早く下へシュッと滑らせます。
ブラウザ内タブ移動
Chrome ブラウザ内のタブ移動もタッチパッドジェスチャーで出来ます。タッチパッドを三本指で左右にスライドさせます。
ブラウザでの前のページに戻る・次のページへ進む
Windows の Chrome ブラウザでは拡張機能のマウスジェスチャーにお世話になっていますが、Chromebook ではタッチパッドで出来ちゃいます。タッチパッドで二本指を素早く左へシュッと滑らせると前のページに戻る。右へシュッと滑らせると次のページヘ進みます。
進むはあまり使いませんが、トラックパッドで前のページに戻る事が出来るので凄く快適にウェブブラウジングできます。
タッチパッドジェスチャーの詳細設定
タッチパッドの詳細設定も出来ます。例えば上述のスクロールは通常下へスライドさせると通常下へスクロールされますが、逆にする事ができます。マウスポインタの速度も変更可能。
変更するには、画面右下の時計部分をクリックして「設定」を開きます。すると「デバイス」という設定項目(上図)があります。
おわりに
タッチパッドだけでこれだけの操作が実現できる事がおわかりになったと思います。これ、もう本当に USB マウスが不要なほど快適な操作を実現できます。