日付指定や時間帯指定は宅配便だけのものと思ってはいませんか?実は手紙や封筒のような第一種郵便物も日付指定や時間帯指定ができるのです。記念日や誕生日、クリスマスカードなど特定の日に届けたい場合に役に立ちます。ただし、宅配便とは違って有料サービスです。(ゆうパックは無料)
目次
はがきや封筒を配達日指定で送る
はがきや封筒の配達日を指定して送るには配達日指定郵便で送れます。郵便局の窓口で専用の配達日指定シールをもらえます。このシールをはがきや封筒に貼り、希望の配達指定日を記入します。そして指定料金分の切手を貼ってポストに投函するか、窓口で料金を支払います。
料金について
平日に指定するか休日に指定するかで料金が変わります。
平日 | +31円 |
土日祝 | +210円 |
日曜日祝日ははがきや封書などは通常配達されないので、その分割高料金になっています。ただし、ゆうメールの配達日指定は別枠で料金は+51円です。
ここで一例として普通の手紙を封筒で定形郵便にて平日指定で送るとしましょう。
113円と実に半端な料金になってしまいます。指定日シールと切手を貼ってポストに投函する事もできますが、100円切手・10円切手・5円切手を貼らなくてはいけません。どの切手も一般的ではないものですし、もし切手が足りなければ戻ってきます。そうなると指定日に送れなくなってしまう可能性もあります。窓口で支払ったほうが確実ですね。
注意点
配達日指定は、差し出し日から原則10日以内までです。また配達まで日数がかかる遠方へ送る場合は余裕を持って送る必要があります。
封書を時間帯指定で送る
定形郵便や定形外郵便は時間帯指定して送る事もできます。それが配達時間帯指定郵便です。通常はポスト投函されます。宅配便ほど細かく時間帯指定が出来るわけではありません。以下の3つの時間帯指定で送れます。
- 8時~12時(午前)
- 12時~17時(午後)
- 17時~21時(夜間)
お問い合わせ番号付きで追跡もできます。宅配便レベルの送り状を貼る必要があるので大きめの封筒じゃないと厳しそうですね。配達時間帯指定郵便はポストに投函する事は不可能で、窓口限定となっています。
料金について
配達時間帯指定郵便は重さによって変わります。
250g以内 | +340円 |
1kg以内 | +440円 |
4kg以内 | +710円 |
ただ、大きなものであればゆうパックを利用した方が配送料金が安くなる事もあるので料金表を見比べて利用するのが良いでしょう。
貴重品の場合は書留版
配達時間帯指定郵便には書留版もあります。通常はポスト投函ですが、書留版を利用することで相手に対面で渡され宅配便のように受け取りサインが必要になるものです。ただし、不在の場合は持ち帰るので指定日に届けられない場合もあります。
料金は前述の配達時間帯指定郵便の料金に加えて現金書留・一般書留の料金435円が加算されます。
配達日指定と時間帯指定の両方を付けたい場合
封書に関しては配達時間帯指定郵便を利用する事で可能です。こちらは配達日指定と時間帯指定の両方を行えます。通常は最短日の指定時間帯に配達されますが、2,3日先の指定も可能だそうです。ただしそんな人はあまりいないのだとか。
おわりに
はがきや封筒も日時指定ができる事は知りませんでした。普通最短で届けば良いとしか思っていませんから配達日を指定するという発想がありませんでした。また、配達時間帯指定郵便は2013年からのサービスなので知らない人も多いのではないでしょうか。郵便物を送る手段の選択肢として覚えておくと役に立つ事もあるかもしれません。