最近では高齢の方でもスマートフォンを使用している光景を目にする事も珍しくなくなってきました。ガラケーの生産終了が相次ぐ中、シニア層にもスマートフォンへ移行している背景があるのではないかと思います。
しかしスマートフォンはガラケーよりも高機能ですが、その代わり複雑で操作も難しい代物です。そこで、高齢の方でもスマートフォンをシンプルにかつ安全に使えるように設定してあげるべき8つの項目をまとめました。高齢の方がスマホを持つ場合は参考にしてみてください。
目次
カバーをつける
まずは基本から、設定に入る前の段階ですがスマートフォンのカバーは必須です。高齢の方なら手が滑ってスマホを落としてしまったというトラブルは若い人より頻繁に起こるものでしょう。ちょっと落としただけで壊れたりはしませんが、当たりどころが悪ければそうとも限りません。
場合によっては水の中に落としてしまうという事もあり得るので防水機能付きスマートフォンを選べばより安心です。
文字を大きくする
スマートフォンを利用する中でよく聞く不満は「文字が小さくて読めない」という事です。スマートフォンの文字は設定で大きくする事が可能です。(設定画面は機種によって若干異なります。)
設定を開いて「ユーザー補助」をタップします。ユーザー補助が見当たらない場合はディスプレイなど画面に関する設定の場合もあります。
フォントサイズという設定項目があります。
フォントサイズを「小・中・大・特大・極大」の5種類から設定できます。ここでフォントサイズを大きくしましょう。
ホーム画面は1個で
スマートフォンのホーム画面は指でスライドさせていくつもあるものですが、誤操作を防止するためにホーム画面は1個にして必要機能を集約させるのが良いでしょう。よりシンプルになって必要な機能が見つからないという事もなくなるでしょう。
発信確認をインストール
Android は電話番号をタップするだけですぐさま電話をかけてしまいます。操作ミスで誤って電話をかけてしまうという事もしばしば起こります。これはアプリをインストールする事で解決です。
発信確認 Call Confirm は電話をかけるまえに確認画面を出してくれるので、誤って電話をかけてしまう事を防止します。
フラッシュライト
スマホが懐中電灯代わりになります。これをホーム画面に置いておけば、万一光源が必要な時でもわざわざ懐中電灯を取りに行く必要がありません。スマートフォンのフラッシュを光源代わりにするアプリですが、最初から入っている場合もありますがない場合もあります。
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スマホが懐中電灯に!明るくライトで照らせます
暗い夜道で何かを落としてしまった時、夜に自宅に返ってきた時に鍵穴が見えない時、単に暗い場所で探しものをする時、そんな時明かりが欲しいですよね。懐中電灯を持っていれば良いのですがいつでも持っている訳でも ...
instagramを設定
instagram とはスマートフォンで撮影した写真を簡単に共有できるサービスです。
instagramを使えるようにしておけば、例えばお孫さんからの写真が届くようになり一つの楽しみになるかもしれません。
短縮ダイヤルを設定
恐らく最も利用する機能が電話だと思います。電話をかける方法も電話帳から特定の人を選んで電話をかけるなど手順が多くてわかりにくいです。そこで、短縮ダイヤルアイコンをホーム画面に設置して1タップで電話をかけるように設定しましょう。
よく電話をかける人は限られていると思うので数名の短縮ダイヤルをホーム画面に設置します。方法については以下のページでまとめてあります。
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スマートフォンでホームに短縮ダイヤルアイコンを配置して電話をかける方法【Android編】
短縮ダイヤルという言葉を聞いたことはあるでしょうか?ワンタッチダイヤルとも呼ばれますが据え置き型の電話機やかんたん携帯にはよくある機能で、度々電話をかける電話番号を予め登録し、1ボタンで発信できる機能 ...
オレオレ詐欺対策「電話帳ナビ」
最後に心配なのはやはりオレオレ詐欺や振り込め詐欺です。オレオレ詐欺は年々巧妙化し被害も年々増加しています。私は大丈夫と思っていても被害にあってしまうというケースもあります。
そこでオレオレ詐欺を対策するスマートフォンアプリがあります。それが「電話帳ナビ」です。
この電話帳ナビはインストールすればスマートフォン内に登録していない電話番号でもどこからかかってきたかわかるというアプリです。安全な電話か、危険な電話かが着信時に色でわかるようになっています。例えば運送業者から電話がかかってきたら運送業者である事が電話に出る前にわかります。セールスの電話やオレオレ詐欺の電話は真っ赤に表示され、ひと目で危険である事がわかります。電話に出なければこれでオレオレ詐欺対策になります。
おわりに
お年寄りがスマートフォンを使う際に設定してあげるべき項目を8つ紹介しましたが、これをやれば簡単に、安全に、わかりやすく使えるようになり完璧です。