2月の始めと言えば、節分。節分には鬼は外、福は内というように豆をまいたり、恵方を向いて恵方巻きを食べたり2月のイベントとして昔から行われている事だと思います。学校でも豆まきなどの行事が行われている事もあるでしょう。
2月になれば各お店がしきりに恵方巻きの販売を始めますし、テレビやメディアでも今年の恵方を声高らかに発表しています。そこで疑問に思ったのが、毎年変わる恵方は誰がどうやって決めているのか?という事でした。何らかの儀式などで決めているのでしょうか。
恵方はどうやって決まる?
恵方は毎年誰かが決めているわけではなく、予め既に決まっていると言う方が正しいです。恵方と言えば毎年違ってたくさんの方角がありそうと思いがちです。しかし、思い出してみれば恵方はそれほど種類が多くない事に気付くかもしれません。例えば、西!南!などという単純な方角が恵方になった事ってありませんよね?
そうなのです。実は恵方は4種類しかありません。この4種類をある規則性に従って5年周期でローテーションしているだけです。
恵方とは、その年の福を司る「歳徳神」という神様がおわす方角です。恵方は吉の方位と言われ、その方角に向かって何かを行えば福が来ると考えられています。歳徳神がおわす方角は毎年変わって4種類あるという事ですね。
恵方の法則性
恵方は西暦の下一桁に着目します。
- 下一桁が2,7:北北西
- 下一桁が1,3,6,8:南南東
- 下一桁が0,5:西南西
- 下一桁が4,9:東北東
西暦の下一桁によって上のようにローテーションされます。試しに今年の恵方を調べてみてください。上のようになっているでしょう。2016年なら南南東、2017年なら北北西になるという事です。
(厳密に言うと干支の十干で恵方が決まっているのですが、ここでは割愛します。興味がある人はググッてみましょう。)
おわりに
実際に恵方について調べてみて、恵方は誰が決めているわけでもなく既に決まっていて4種類しかないというのは驚きでした。ちなみに調べる中で恵方巻きは大阪圏のみの風習だったという事がわかりました。しかし恵方巻きは今や全国的風習です。
それは1990年にセブンイレブンが恵方巻きを全国販売した事により全国へ広まったそうです。
現在では全国的にスーパーや各種コンビニでも恵方巻きを販売しています。やはり1年に1回のイベントなので恵方巻きを食べたくなりますよね。せっかくなので恵方巻きを買って帰ろうと思います。