コンピュータウイルスなどセキュリティ対策として、パソコンやスマートフォンにはアンチウイルスソフト等をインストールして対策を行っている方も多いと思います。このあたりまでは基本中の基本です。しかし、無線 LAN ルーターはどうでしょうか。疎かになりがちかと思いますが、無線 LAN ルーターにもセキュリティ対策は必要です。
無線 LAN ルーターとは有線のインターネット回線を手軽に無線化でき、携帯ゲーム機やスマートフォンでインターネット接続ができるようになります。5000円ほどで買える物もあり、それほど高い買い物ではありません。しかし、手軽であるが故にパソコンにそれほど詳しくない人でも説明書さえ読めば設定ができます。その為一回設置したらあとはずっと放置という流れも多いのではないかと思います。
目次
管理画面のログインパスワードの変更
無線 LAN ルーターには機器の設定を行う管理画面があります。ここのログインパスワードは初期の状態だとパスワードなしか「password」という簡単なパスワードが設定されています。初期設定のままだといとも簡単に不正アクセスされる可能性があります。まずはパスワードを変更する事が必須です。
バッファロー製品の場合
ELECOM製品の場合
無線LAN接続を暗号化
無線 LAN の接続は暗号化していないといとも簡単に傍受されてしまう可能性があります。また、暗号化していないとパスワードも必要ないので無線 LAN の電波が拾えれば第三者から勝手に接続されてしまう可能性があります。無線 LAN ルーターを設置するなら必ず暗号化(WEP/WPA等)をしましょう。
バッファロー製品の場合
ELECOM製品の場合
ファームウェアのアップデート
ファームウェアとは機器に組み込まれたソフトウェアの事です。無線 LAN ルーターにも脆弱性が発見されてファームウェアが更新される事があります。
このように無線 LAN ルーターの脆弱性はニュースになる事もあります。
しかし無線 LAN ルーターのファームウェアアップデートは、パソコン上での JAVA や Adobe Reader などとは違い手順が多くて難しく、放置される場合も多いでしょう。これを機に管理画面へアクセスしてみるとファームウェアのアップデートが公開されているかもしれません。これは要確認ですよ。
バッファロー製品の場合
ELECOM製品の場合
おわりに
もし自宅や会社で無線 LAN を使っている場合は一度セキュリティ設定を見直してみる事をおすすめします。もしかしたら無防備な状態になっているかもしれません。手遅れになる前に…。