日頃の疑問解決

信号機に緑と白の斜線(ゼブラ板)が付いている事があるのは何故か

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ゼブラ板信号機

信号機の周りに緑と白の縞模様が付いているものを見かけた事がありませんか?ゼブラ板(正確には信号灯背面板)というもので、上の写真のようなものです。近年では電球式信号機から LED 式信号機にどんどん取り替えられており、確かに見かけなくなりました。しかし、交通量が少ない所や田舎では未だにこのゼブラ板信号機が残っている所があります。

何故このゼブラ板が付いている場合があるのか、昔から疑問に思っていました。

ゼブラ板は何の為に付いている?

道路の信号機は東京の日比谷交差点を皮切りに1930年から設置され始めました。しかし戦後1947年以降、慢性的な電力不足となり信号機の光量が不足して見難くなったそうです。光量が少なくても見やすくするためにゼブラ板が設置されました。

後に信号機の電球も改良が進み、電力不足も解消した事から信号機の視認性問題は解消。1975年以降ゼブラ板は撤去されていきました。つまり現在は無用の長物という事です。

では何故2016年以降もゼブラ板が残っている事があるのか?それはただ放置されているか、特別な場合を除きゼブラ板を設置の条件に当てはまっているのかもしれません。

特別な場合とは

信号機の向こう側に派手な看板があって見難いとか、空があるとか信号機の視認性が低下する場合のみ現在もゼブラ板が残されています。ゼブラ板は昔ながらの電球式信号機のみ設置されている印象がありますが、この特別な場合の条件に当てはまる場合は、最新の LED 信号機でもゼブラ板(信号灯背面板)が設置される場合があります。

とはいえ、朝陽が眩しい通りでもゼブラ板は設置されていない事が多いです。信号機の向こう側に丁度太陽が被ると本当に信号機が見えないんですよね。交差方向の信号機を見て判断するしかありません。これは本当に何とかして欲しいものです。

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