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池袋の泊まれる本屋ってどんな所?泊まってみた感想など

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book and bed tokyo

東京都池袋にある通称「泊まれる本屋」、Book and Bed Tokyo で宿泊してきました。泊まれる本屋についてはラジオで初めて知ったのですが、本屋+泊まれるという異様なキーワードに興味を抱かざるを得ませんでした。これはもう是非行ってみたいと思ったわけです。

予約制ですが、土日はかなり先まで埋まっている模様。しかし、金曜の夜に空いている日を発見!ちょうど東京へ行く用事もできたので、実際に泊まれる本屋で泊まってみました!

本に囲まれて眠る「泊まれる本屋」

Book and bed Tokyo は JR 池袋駅から徒歩1分のすぐ近くにあります。池袋駅の西口から出て直進、ビックカメラ、スターバックスを横目に通りすぎたルミエールビル7階にあります。

泊まれる本屋とは

一応ホテルという位置づけですが、普通のホテルとは違います。ホステルという簡易宿泊施設で広い個室もありません。小さなベッドの上だけが唯一の個室です。

泊まれる本屋の本棚

寝台列車のような2階建てベッド群の傍らに、オシャレな本棚がズラリと並んでいます。ここにある本は自由に読んでも問題ありません。近くのソファで読書したり、個室のベッドへ持ち込んで読んでも構いません。(読み終わったら元の場所へ返しましょう。)

泊まれる本屋と言われますが、特に本を売っているわけではありません。泊まれる図書館と言った方が言葉的には合っている気がしますが。

本を読んでいたらいつの間にか寝てしまった。その最高の寝る瞬間を提供する事をコンセプトに作られたホステルです。

もう一つの背景

最近外国人旅行者が増えた関係で、日本人でも東京でホテルがとれないというケースが多々あるそうです。現に私もホテルを取る事が出来ないことがありました。空いている所と言えば超格安カプセルホテルか、宿泊費数万円の高級ホテルのみです。

その中間がありません。その中間を作る事も Book and Bed Tokyo が生まれた理由の一つだそうです。(その泊まれる本屋も予約でパンパンになっているわけですが…)

料金形態

個室となるベッドには「Bookshelf」と「Bunk」の2種類があります。

Bookshelf は本棚の中にベッドがあるというまさに本に囲まれて眠るという事を体現できる所です。Bunk は寝台列車の2階建てベッドのようなイメージ。ベッドの上だけの小さな個室で周りの目を気にせず読書を楽しむことができます。

Bookshelf は人の往来が多い本棚の中にベッドがあるのであまり落ち着かないかもしれません。

その2種類のベッドにもスタンダードとコンパクトの2種類があり大きさが違います。大きさによって宿泊料金が変わります。土日祝日は若干料金の変動があるとの事。

  • スタンダード:1泊4,500円
  • コンパクト:1泊3,500円

料金は事前にクレジット決済で支払い、クレジットカードのみでしか支払えないという所が結構変わった所です。1泊5,000円以下という事でまぁまぁ安い宿泊施設です。

チェックインは16時から23時、チェックアウトは11時までとなっています。

Bunkのベッド

唯一空いていたのが Bunk のコンパクトでした。ベッドはこんな感じです。

Bunkのベッド

ほんとにベッドだけの個室です!読書灯とコンセントが2つ完備されています。寝転がれば打ちっぱなしのコンクリートの天井がすぐ目の前にあるという、狭い所好きな人にとっては大歓喜な狭い個室です。下手したら朝起きた時に頭を打ちそうな程です。(もしぶつけても緩衝材があるので問題はなさそう。)

簡易宿泊施設という事で、壁はあってないようなものです。本を読む音、いびきが同室にいるように聞こえてきます。気になる人にとってはとても寝られる場所ではないので、耳栓が無料で提供されています。

みみせん

あと、今回私は2階建てベッドの2階部分に当たってしまったのですが、上のベッドに上がる難度が高くて困惑しました。はしごのようなものはありますが、なかなか到達しにくかったです。

ちなみに無料 Wi-fi があり、スマートフォンやタブレットでのインターネット接続は無料です。

共同シャワールームもあり

お風呂、もとい汗を流せそうな場所はないかと思っていたら、共同のシャワールーム設備が3室完備されていました。空いていれば自由に無料でシャワールームを使うことができます。

ただしシャンプーやボディーソープの類はありませんので、持参していない場合はフロントでシャワーパッケージ(540円)を購入する必要があります。これもクレジット決済でしか購入することができません。クレジットカードがない人は詰みです。

シャワーパッケージは以下のものが含まれます。

  • シャンプー
  • リンス
  • ボディーソープ
  • バスタオル
  • 歯ブラシ

ただしバスタオルのみはシャワー後に返却する必要がありますので注意が必要です。

シャワーパッケージのシャンプー

こんなオシャレな小瓶に入ったシャンプー・リンス・ボディーソープが付いています。バスタオル以外は持ち帰っても良いとの事ですので、記念になりそうですね。

共同の洗面所もありますので、そこで髪を乾かしたり歯を磨く事ができます。ドライヤーは自由に使うことができます。

注意点

シャワーを利用したら水道のツマミをシャワーから蛇口に戻しておきましょう。よく見るとこんな注意書きがあり、知らないとシャワーのまま出てしまう人も多そうです。

個室でゆったりと読書

泊まれる本屋「Book and Bed Tokyo」の本のバリエーションはぶっちゃけそれほど多くはありません。インターネットカフェの方が種類も豊富です。しかし、個性派揃いの本が揃っています。

小説・漫画・雑誌・写真集・実用書などなど。それぞれ冊数は多くない分色々な本を目にすることができます。

個室へ持ち込んで読書をする人、近くのソファで読書をする人、様々です。

bookandbed6

興味深い本を個室へ持ち込んで読んでみました。

おわりに

本を読みながら泊まれる本屋。ネットカフェとはまた違う雰囲気でオシャレな空間を楽しむことができるホステルです。夜なべして本を読みふけるのもよし、寝るのもよし、本が好きな人なら凄く楽しめる空間だと思います。男性客も女性客もおよそ半々な印象でした。

東京でホテルがとれないなら、こんな所も視野に入れてみてはいかがでしょう。こちらも予約を取ることが難しいかもしれませんが…。

施設情報

Book and Bed Tokyo 泊まれる本屋
住所:東京都豊島区西池袋1-17-7 ルミエールビル7階
チェックイン 16:00 チェックアウト 11:00
公式サイト:BOOK AND BED TOKYO
ご予約は公式サイトから。

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