60fps の動画を見てぬるぬる!と感じた事はありませんか?
fps と聞いてもピンと来ないかもしれませんが、FPS とはフレームレートと言って1秒間に何回画面が変わるかという指標で数が多い方が滑らかに動くという事です。つまり 30fps より 60fps の方が滑らかな動画になります。
また、ぬるぬるとは滑らかな動画を表す擬態語です。
60fpsの動画を見る機会は少ない
一般的に 60fps の動画を見る機会と言えば最近の高性能ゲーム機やニンテンドー 3DS のマリオカート7などの一部のソフト。そして自らのカメラで 60fps の動画を撮り見るくらいです。
日常生活で身近に見る事ができる動画で60fpsというものはありません。例えば…
- テレビ:30fps(29.97fps)
- アニメ:24fps(23.978fps)
- 映画:24fps
普段日常的に見るテレビも30fpsしかありません。アニメに関しては24fps、映画も同様です。
つまり人は 60fps の動画を見慣れていないからぬるぬると感じるのではないか?という仮説にたどり着きました。
目で見る光景のfpsは?
普段目で見る光景は特にぬるぬると感じる事はありません。逆に、カクカクとカクついているわけでもありません。人の目で見る光景も基本的に滑らかなものです。人間の目が知覚できるのはおよそ 60fps と言われています。
目で見る光景がおよそ 60fps なら、60fps に見慣れている筈です。起きている間はずっと見ているわけですから。という事は人の目で見る光景と 60fps の動画は根本的に何かが違うという事になります。
実際に60fpsの動画を見てみましょう
60fps の動画をどう感じるかは実際に見てみる方が早いです。Youtube では 60fps 動画に対応するようになりました。
パソコンで右下の歯車アイコンをクリックして「720p60」や「1080p60」を選択すると 60fps 動画を見る事ができます。
いかがでしたでしょうか。普段見る目の光景とは違う滑らかさを感じたのではないでしょうか。これがぬるぬるです。
おわりに
まとめると、やはり 60fps の動画をぬるぬると感じるのは見慣れていないからという事が有力じゃないかと思っています。普段目で見る光景は動画の仕組みとは根本的に違うので別物。今後テレビなども60fpsになるのであれば、ぬるぬると感じる事も無くなるのかもしれませんね。
訂正
私が調べていた時にはテレビは30fps(29.97fps)という情報が多かったのですが、テレビ関係の方などからコメントを頂き近年のテレビ放送では60fps(59.94i)のものが多いそうです。