中部国際空港(セントレア)に2017年4月8日にオープンしたカプセルホテル「TUBE-Sq」に泊まってきました。空港直結なのですぐにでも出発ロビーまで行けるのもメリットの一つで一般的なホテルよりも割安な料金で1泊できるので気軽に利用できそうです。
例えば旅行へ行く時、普段なら朝に家から空港へ出発する所を、前日のうちにセントレアへ行って「TUBE-Sq」に宿泊。夜は空港で食事や大浴場で一服、そして飛行機の早朝便で旅先へ出発という利用方法ができます。旅先にも早い時間に着いてめいっぱい旅行を楽しむことができますね。
そんな TUBE-sq がどんな所かレポートします。
目次
TUBE-Sqの場所
TUBE-Sq はセントレアのターミナルビル1階、ウェルカムガーデンにあります。郵便局やローソンがあり、ローソンの隣が TUBE-Sqです。
ウェルカムガーデンからエレベーターで3階へ行けばものの2分程度で出発ロビーまで行けますし、4階にはスカイタウンがありお食事やショッピングも楽しめる好立地です。更にスカイデッキでは空港の滑走路を眺めることができ、夜景も楽しむ事ができます。
TUBE-Sq は宿泊の他、デイユース(休憩)の利用もできます。
TUBE-Sqを予約
カプセルホテル TUBE-Sq を利用する為には予約しなくてはいけません。公式サイトの他、楽天トラベルなどの旅行サイトでも予約できます。もちろん電話でも予約可能です。
0569-84-0070(電話予約)
宿泊料金について
宿泊料金はプランによって若干前後しますが、約5,000円で1泊できます。早い時間(15時)にチェックインするアーリーチェックインプランや、遅い時間(15時)にチェックアウトするレイトチェックアウトプランでは5,990円になります。
デイユースの休憩プランでは10時から18時までの間、1時間1,080円で利用可能です。
料金の支払いは前払い方式となっており、チェックインの際に支払います。そこでカードキーとロッカーの鍵を受け取ります。
TUBE-Sqの館内について
カプセルホテルと言えば寝るだけの空間で結構雑な造りという印象がありましたが、TUBE-Sq に入ると決してそんな事はなく、お洒落で落ち着いた空間が広がっていました。
館内は、男性フロアと女性フロアが完全に分かれており、すれ違う所と言えば受付のロビーのみです。カプセル、トイレ、ロッカー、シャワールーム全て完全に分離されています。
まずはカードキーを使って男性フロア、女性の場合は女性フロアへ入室します。
最初に通じているのはロッカールームです。
ここのロッカールームでスーツケースやコート、その他荷物を格納します。ロッカーの鍵に付いている番号のロッカーを利用します。ベッドがあるカプセルにはハンドバッグ程度の手荷物なら持ち込む事ができますが、スーツケースは持ち込めません。
ロッカールームからはトイレ・シャワールーム・カプセル室に通じています。ここで注意しなくてはいけない事が一つあります。カプセル室は土足禁止という事です。ロッカーの中にアメニティバッグが入っており、その中に館内用スリッパが入っているのでロッカールームで履き替えましょう。靴はロッカーで保管してください。
カプセル室
カプセル室はベッドとなるカプセルがズラリと並んでいて2階建てです。音を立てないように静かに入室しましょう。ロッカーの鍵に付いている番号のカプセルを利用します。
こちらが寝る場所であるカプセルです。当然ですがベッドだけです。このベッドはただのベッドではなく、眠りの質にこだわりフランスベッドと共同開発したオリジナルマットレスが使われています。ふかふかで気持ち良いです。
ベッドのカプセルは何もしなければ中が丸見えですが、上の写真のようにカーテンで仕切る事ができます。カプセル室には空調が効いていますが、カーテンを閉めると空調が遮断されてしまって夏はやや暑いです。
壁はあってないようなものですから音が筒抜けです。その為音が出る行為は禁止されています。スマートフォンはマナーモードにしましょう。また、運が悪ければ隣からいびきが聞こえてくる可能性もあります。
カプセル内にはコンセントが2つあります。スマートフォンを充電する程度はできます。
そして、時計、ライトのスイッチと調光ツマミ、換気ファンのスイッチがあります。その他には、常備灯、ロッカーの鍵で利用できる保管庫があります。
注意事項
静かに利用するようにお願いされており、施設内では飲食・喫煙・通話が禁止されています。
喫煙や通話はロビーのフロント横にある喫煙室と通話室で行う事ができます。
アメニティについて
カプセルホテルでもアメニティがかなり充実しています。バスタオル・フェイスタオル・お風呂用スポンジ・スリッパ・館内着上下・歯ブラシ・ヘアブラシ・袋。ひげ剃りは…ないですね。ひげ剃りはフロントで50円で販売されています。
部屋着は上はポロシャツのような肌着で、下はハーフパンツです。本当に家のパジャマのような感覚でいられます。
2018年に再度利用した時には、歯ブラシ、ヘアブラシ、お風呂用スポンジは必要な人だけカゴの中から持っていくスタイルに変更されていました。こちらのカゴはフロントの横にあります。そりゃ、旅行なら歯ブラシ持参の人も多いでしょうからね。
お風呂やシャワーはどうなってるの?
カプセル室やロッカールームからシャワールームに通じています。TUBE-Sq利用者なら24時間自由に使えます。ここで驚いたのがシャワールームだけではなく、浴槽も1室あったという所です。シャワールームが8室と、浴槽が1室で合計9室です。空いていればお湯を張ってくつろぐ事も可能という事ですね。
シャワールーム内部にはシャンプーやボディーソープが備え付けられているので持ってくる必要はありません。
脱衣場となるのは、シャワールーム前のカーテンで仕切られたわずかな空間です。試着室のようなカーテンで仕切られ、かごも一つ置いてあります。ここに服や荷物を置いておくのですが、貴重品を置いておくには危ないのでカプセルの保管庫かロッカーに貴重品をしまっておくのが安全でしょうね。
ちなみに、シャワー室からトイレにつながっています。
また、シャワールームを利用せずにセントレアの大浴場「風の湯」を使う手もあります。受付時間は8時から21時までで有料ですが、TUBE-Sq 利用者限定で通常より300円引きの730円で利用できるチケットがフロントで販売されています。
TUBE-Sqに関する疑問
外出はできるのか?
一度チェックインしても、館外のコンビニや空港の各ショップへ出かけることができます。
ベッドに荷物を持ち込める?
ハンドバッグ程度の荷物なら持ち込めますが、スーツケースなど大型なものは持ち込めません。
Wi-Fiはある?
TUBE-Sq の無料 Wi-Fi がありますので、パソコンやスマートフォンで接続する事が可能です。
おわりに
カプセルホテル「TUBE-Sq」は旅行前に空港で一泊、旅先に出かける前に空港で前日会を楽しむ事ができる新しい提案だと思いました。ホテルほど料金はかかりませんし、お手軽に1泊できるのでおすすめです。
施設情報
TUBE-Sq
住所:愛知県常滑市セントレア一丁目1番地 中部国際空港セントレア旅客ターミナルビル1F
営業時間:24時間営業
公式サイト:TUBE Sq