2021年9月10日より発売されたテイルズオブアライズの PC 版を Steam で購入しました。発売当初から PC 版を出してくれて助かります。
テイルズオブアライズは1995年のテイルズオブファンタジアから続く RPG シリーズで、前作テイルズオブベルセリアから5年ぶりの完全新作となります。
グラフィックやキャラクターは従来と比べても刷新され、新規ユーザーも従来からのファンも満足できるように考えられた作品だそうです。
テイルズオブシリーズは各タイトルで独立しているので、テイルズオブシリーズをプレイしたことがない人でも問題なくプレイできます。
テイルズオブアライズ PC 版をプレイした時の fps やロード時間はどうなのか、感想をふまえて紹介します。
目次
PCスペックについて
まずプレイ環境の PC スペックを紹介します。
- CPU:Intel Core i7-6700 3.4Ghz
- メモリ:24GB
- グラフィックカード:Nvidia Geforce GTX 1070 8GB
- ストレージ:Sandisk SSD
推奨スペック
- CPU:Intel Core i5-4590 or AMD FX-8350
- メモリ:8GB
- グラフィックカード:GeForce GTX 970 or Radeon R9 390
- ストレージ:45 GB 利用可能
推奨スペックをクリアした環境となります。
fpsとロード時間
fpsについて
fps の上限設定は「60fps/75fps/90fps/120fps/144fps/制限なし」があり、グラフィックボードの性能が良ければ青天井です。
ただしリフレッシュレートが高いディスプレイを使っていないと fps の値がどれだけ上がっても60fpsで頭打ちです。
- 通常のフィールド:100fps前後
- 建物内:120fps前後
- 戦闘:100fps前後
- イベントシーン:60fps
他のゲームでは100fpsなんて出た試しがないので正直驚いた所です。基本的に常時60fps以上出ているので、カクカクになってストレスになるという事はまずありませんでした。
戦闘もかなり激しく動いてエフェクトも凄いのに60fpsを下回る事がありません。
PS4 版では30fps~50fpsのようで、PC 版ではスペック次第ですがかなり快適性があります。
ロード時間について
ロード時間はゲームの快適性を図るための大切な指標です。簡単にですがストップウォッチで計測しました。
- フィールドのエリアチェンジ:4秒
- 建物などのエリアチェンジ:2秒
- 敵との戦闘開始:1.4秒
- 戦闘終了:1秒
- ファストトラベル:4秒
インストール先が SSD ではなく HDD の場合はもう少し増えると思います。
フィールドのエリアチェンジが4秒程度でストレスを感じる程ではありませんでした。イベントが挟まれる場合はこの限りではありません。
特に戦闘開始と戦闘終了も1秒程度で、待ち時間がほとんどなく快適です。PS4 版だと戦闘開始に4秒程度かかるようなので PC 版でかなり快適性が増しています。
ファストトラベルが4秒程度というのは、他ゲームと比べてもかなり早いと思います。
テイルズオブアライズの感想
プレイ済みのテイルズシリーズ
- テイルズオブファンタジア
- テイルズオブジアビス
- テイルズオブヴェスペリア
グラフィック
凄く垢抜けた印象でした。従来のテイルズオブシリーズと比べてもグラフィック品質は格段にアップしています。フォトリアルとアニメ塗りの中間のような絵画調で美しいグラフィックです。
遠いほど絵画のように見えるのは独自に開発されたアトモスシェーダーというものだそうです。
戦闘
凄く爽快感のあるアクション性が強い戦闘です。従来のテイルズオブシリーズでは3Dでも線上の動きをする戦闘で、特別な操作で自由に動き回れるフリーランでした。待ち時間が極力無く、秘奥義も短時間で迫力あるエフェクトでサクサク戦闘が進みます。
テイルズオブアライズは常時フリーランで、敵の攻撃を避けていかにコンボを繋げていくかが重要です。理不尽な被ダメージが減ってやりやすくなったと思います。
シンボルエンカウントで戦闘は別画面に遷移しますが、切り替えが1秒程度でほぼシームレスに感じられます。
戦闘終了後のリザルト画面はフィールドに戻ってから画面の左端に表示されます。操作がストップされる時間が減ってスムーズになったので、これも好感触です。
総合的に見て戦闘は凄く楽しいです。
スキット
テイルズオブシリーズでおなじみのスキットで、キャラクター同士の会話が繰り広げられるシステムはアライズでも健在です。
ただアニメ調のキャラクターで進められるのではなく、3D のスキットになりました。従来のテイルズオブシリーズでも急に2Dになるのが不自然に感じていたので好感触です。
ただ、スキッと開始の目印が画面右下に表示されますが、これが小さすぎて見逃しやすいというのが不満な点でした。
インタフェース
メニュー系のインタフェースもシンプルでとても快適です。
フォントが明朝体系になって、透明感のあるインタフェースでおしゃれな感じが好みです。
更に快適にプレイするためのアイテム
コントローラー
テイルズオブアライズをマウスとキーボードでプレイするのは至難の業です。Windows 対応のコントローラーを購入すれば、PS4 や PS5、Xbox と同様の手触りでプレイできます。
60fps以上を実現するディスプレイ
たとえグラフィックボードの性能が高く、数値上では60fps以上が出ても、通常のディスプレイでは 60fps 以上は 60fps 以上で頭打ちなのです。
60fps 以上を体験するにはリフレッシュレートが 60hz 以上のディスプレイを導入する必要があります。120hzや144hzといったディスプレイがあり、2万円台で購入できます。
テイルズオブアライズのような激しいアクションのあるゲームは、60fps 以上だとより快適なプレイが実現できます。
おわりに
まだ序盤ですが、プレイしやすさ、戦闘の楽しさ、美しいグラフィック、どれを取ってもレベルが高くて快適です。メニューのロードもなく、レスポンスも良く、利便性も高く、よく考えられたインターフェイスだと思います。RPG の中でも傑作になりうる域にあるのではないかと感じています。