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【SSW9.0】ファイルを開くとOut of memoryというエラーが出て開けない現象

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out of memory

Internet 社の Singer Song Writer という音楽作成ソフトを10年以上常用していて、バージョン9を所持しています。Windows10 にアップグレードする為に一旦 Singer Song Writer 9をアンインストールして、Windows10にアップグレードしてから再インストールを行いました。

すると、製作途中のファイルを開くと「Out of memory」というエラーが出てファイルが開けなくなりました。阿鼻叫喚である。

しかし、原因はすぐにわかりました。今までに何回かマイナーバージョンアップが行われてきましたが、CD-ROM から再インストールを行うと初期バージョンまで戻ってしまいます。マイナーバージョンアップ後の SSW9.0 で作成したファイルは初期バージョンの SSW9.0 では開けないという事でしょう。

という事は、もう一度マイナーバージョンアップをインストールすれば良いという事…なのですが。アップデートをかけてみたところ…。

最新アップデータは見つかりませんでした。

!?何故ないのですか!?

答えは公式サイトにありました。

株式会社インターネット サポートセンター

サポート終了製品を使用することのデメリット
・製品の使い方やセットアップなどのお問い合わせができません。
アップデータや特典などのダウンロードが入手できなくなります。
(一部抜粋)

生産終了から1年経過するとサポートが終了し、アップデータも入手することが不可能になります。もしサポート終了後も使い続ける場合は、個人の責任でアップデータも各自自分のパソコンで保管してね。という事が書かれています。アップデータなんて保存してませんでしたし、製作中のファイルが開けないのであれば最早ゴミ、阿鼻叫喚である。

どうすればいいのか?

製作中のファイルを開く為には、Singer Song Writer のバージョンアップを行うしかありません。SSW9.0 で不自由もなかったので再インストールで開けなくなるのは不満ですが、やむを得ません。

最新の Singer Song Writer シリーズを見てみると、Singer Song Writer 10 もサポート終了となっており後継もありません。廉価版の Lite シリーズしかありませんでした。ここでまた絶望を感じたわけですが、よく見ると ABILITY という新たなプロ仕様 DAW が Singer Song Writer 10 の後継のようです。価格はバージョンアップで2万5千円。しかし、そんなプロ仕様音楽作成ソフトはいりません。

音楽制作ソフトウェア ABILITY2.0(アビリティ)| 株式会社インターネット

その他の選択肢と言えば、廉価版の Singer Song Writer Lite9 か、超廉価版の Singer Song Writer Start です。超廉価版 なら優待価格で2000円程度でバージョンアップできるのでこれでいいかと思いましたが、オーディオトラックが4つしか使えません。さすがにそれは少なすぎる。

Singer Song Writer Lite9 ならオーディオトラックも16まで使えます。優待価格のバージョンアップで7500円。不満ですが、やむを得ず購入しました。Singer Song Writer9.0の後継は ABILITY という新しいソフトウェアですが、Lite9 でも SSW9.0 のファイルは開けました。完全互換があるわけではありませんが、基本機能だけなら問題なく引き継げます。

おわりに

Windows10 にアップグレードする際にアンインストールしないという手段もありますが、OS が変わるので再アクティベーションが必要となります。サポートが終了してしまうとアクティベーションに関するサポートも受けられなくなるのでどちらにしろ詰みです。バージョンアップを購入するしかありません。

サポート終了製品を再インストールすると使えなくなる事がある事を念頭に置いておきましょう。

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