定年まで月収20万？老後人生詰まない為に今から考える人生の資金繰り

20代の頃は何となく貯金して、何となく好きな事にお金を使って過ごしてきました。しかし30代を迎えてからは、自分の人生全体の将来の資金繰りについて考えるようになりました。生涯で得られる収入は無限ではなく有限です。このままお金に困る事なく人生を歩んでいけるのだろうかと。

生涯年収っていくら？

ふと Google で「生涯年収」について調べてみました。

• 中卒：男性　2億2千万円　/女性　1億4千万円
• 高卒：男性　2億4千万円　/女性　1億3千万円
• 高専卒：男性　2億4千万円　/女性　2億円
• 大卒：男性　2億8千万円　/女性　2億4千万円

（平成22年のデータ）参考サイト

…？一体どこの世界線なんでしょうか。

20歳から定年まで40年間途切れることなく働いて2億8千万円だと、月収に換算すると58万円になります。ないでしょ。どこの上流階級ですか、医者、弁護士、税理士？サラリーマンでこの月収は信じられませんね。

生涯年収を計算

参考にならないデータだったので、生涯年収を最悪を想定したデータで計算してみる事にします。

200,000 × 40 × 12 = 9600万円

何という事でしょう。上で紹介したデータの半額以下です。

20代後半、30代でも月収は20万そこそこという人は私の身の回りにも結構います。おまけに貯金はほとんどないという人も。このままでは人生詰みますよ。定年まで月収20万？そんな馬鹿な、と思うかもしれません。年齢とともに給与が上がる年功序列もなく、成果を上げても給与は上がらない。割りとありそうですよ、ソレ。

そんな安月給なら転職すれば？という声もあるでしょう。しかし、転職して給与が上がれば苦労しませんね。都会ならまだしも転職する度に給与は下がり、生涯年収も下がります。

年金はゼロを想定

年金には期待できません。最悪のケースとして年金はゼロである事も想定しておかなくてはいけません。老後に必要な資金はおよそ3000万円と言われています。では、3000万円を貯金するためにはどれだけかかるのでしょうか？

月5万円貯金した場合…50年。月10万貯金したとして25年。

無理じゃね？

しかも老後資金3000万円は単身だった場合です。結婚している場合は5000万、6000万円が必要になってきます。目の前が真っ暗になるような現実です。年金をもらえる世代であれば、約2000万円は年金でカバーできます。貯金1000万円なら現実味がある数字なんですけどね。

結婚・子ども・家の資金繰り

最悪の想定として生涯年収9600万円という結果がでました。ここから老後資金の3000万円を引いて6600万円、子ども一人の養育費3000万円を引いて3600万円、家を建てるとしたら2000万円を引いて1600万円。1600万円が40年の生活費です。

1600万円を40年で割ると、年額40万円、月の生活費は3万3333円です。これでは生活する事ができません。結婚なんてもってのほか。

月収20万程度でも共働きで子どもをもっている人もいますが、自分の老後資金を削っているだけで将来お金がなくなる事については見えないように目を瞑っているだけですよね。これでは定年してからも生きるためのその日暮らしでアルバイトでもして稼がなくてはいけません。そんな老後は嫌です。

人生に必要な資金の対策は？

月収20万ではとても老後まで安心できる生活は送れない事がわかりました。それでもある程度お金に困らず生活し、老後も安心して生活するにはどうすれば良いのか。

それには給与以外の収入を作り出すしかありません。お金がなくて節約するのも努力ですが、お金を生み出す努力も必要です。例えば自分の才をお金に変える方法、自分で作り出せるものを売る方法です。インターネットを使って収入を得る方法、アフィリエイト、ブログなども一つの方法です。しかしこれらの方法は始めてすぐにまとまった収入を得る事はできません。20代の頃から、理想を言えば学生の頃から給与以外の収入源を育てておくことが大事です。

例えば副収入で月収10万円を達成できれば、20年で2400万円の収入を得られます（税金は入っていません）。やるのとやらないのでは千万単位で収入差が出てくるのであれば、将来的にかなりの違いが生まれます。

私の場合は複数ブログで収益を得ています。クリック型報酬の広告サービスが今後数十年も存在しているかはわかりません。なくなったら別の収入源を探さなくてはいけませんが、稼げるうちに稼いでおきたいと思っています。

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何もしなくてもブログが勝手に稼いでくれたら最高ですね。不労所得です。