冬から春にかけて徐々に暖かくなる3月。春の訪れをまず感じさせてくれるのが梅の花です。花見と言えば桜ですが、早春に梅の花見はいかがでしょうか。三重県に東海地方最大級と言われる梅の名所があると昨年の4月に聞いて、ようやくその場へ行く事ができました。
それは三重県いなべ市にあるいなべ市梅林公園です。梅の花が咲く2月下旬から3月下旬にかけて梅まつりが開催されます。それはもう素晴らしい豪華絢爛な梅の花が咲き乱れる公園でした。
いなべ市梅林公園への行き方
三重県と言われると県外にお住まいの方から見れば遠い印象を持たれるかもしれません。三重県の中でも最北端に位置するいなべ市にあるので、滋賀県や岐阜県、愛知県からもアクセスが良く行きやすい場所にあります。
愛知県や滋賀県方面からなら、名神高速道路の関ヶ原インターチェンジより降りて南へ国道365号線沿いに車で約30分です。途中三重県に入る手前(喫茶鶯がある辺り)で東へ小路に入り道なりに進むと、梅林公園の看板や旗がたくさん立っているのでそのうちたどり着けます。
入園料について
梅まつりの入園料は中学生以上500円です。小学生以下は無料。駐車場の入り口で料金を支払います。駐車料金は別途必要ありません。
駐車場について
駐車場は第一駐車場から第三駐車場まで広大なスペースがあります。
こちらは一番奥の第三駐車場です。昼過ぎに行きましたが、駐車場は結構いっぱいで一番奥まで行かないと停められませんでした。駐車場の待ち渋滞も発生していました。
梅の見頃について
梅の開花状況は、その年の気候条件により変わってきます。その為、梅まつりは2月下旬から3月下旬まで開催されていますが、梅の見頃はその期間中のどこかです。2018年の場合、3月17日頃に見頃を迎えています。
いなべ市公式サイトで梅の見頃情報が公開されています。こちらを参考にお出かけの日程を決められてはいかがでしょうか。
見渡す限りの梅の花
いなべ市梅林公園には4000本に及ぶ梅の木があり、それらが一斉に咲く光景は豪華絢爛な風景が広がります。梅園の中は遊歩道があり、自由に散策できます。梅の香りが漂い、赤・白・ピンクの梅の花がとても美しい色彩を生み出していて魅了されました。
観光客はもちろん、大きな一眼レフを持った写真家の方も訪れていました。
天気にも恵まれると本当に美しいです。
3色の梅が咲き誇り…。
梅林公園にはみはらし台(展望台)があります。東海地方最大級の梅園を上から見下ろすことができ、絶景が広がります。
みはらし台は狭いので順番に入りましょう。
売店はあるか?
直売所と書かれた建物の周りにいくつかテントが立ち並び、たこ焼きやお好み焼き、フランクフルトなどの軽食が販売されている売店があります。また、いなべ蕎麦も食べられます。
売店で買った食べ物は、直売所の建物内に机と椅子がたくさんあるのでそこで食べる事ができます。
祭期間中は土日、平日も売店は営業しているそうです。
コインロッカーはあるか?
貴重品や荷物は預けて、身軽に梅を観賞!という事もできます。直売所の建物内に小さいですが100円のコインロッカーがあります。お金は戻ってきませんという注意書きも。
おわりに
今まで花見といえば桜という固定観念があり、梅の花には特に着目した事もありませんでした。しかし、これだけの梅の花が咲く美しい光景を見て梅の花見もいいよねと思うようになりました。東海地方最大級の梅の名所、いなべ市梅林公園で絶景の梅を是非ご覧ください。
いなべ市梅林公園は梅だけに終わりません。4月下旬から5月上旬にかけてはぼたんまつりが開催されます。こちらも規模は東海地方最大級。梅を見逃したらこちらもどうぞ!
施設情報
いなべ市農業公園内 梅林公園
住所:三重県いなべ市藤原町鼎(かなえ)3071番地
営業時間:8:30~16:00
公式サイト:いなべ市農業公園|パークゴルフ,梅林公園,エコ福祉広場,フラール - 三重県いなべ市