ある時普段の日常生活の中で特に事故などが起きたわけでもなく、突然尾てい骨あたりに痛みを覚えるようになりました。座っているときに何かお尻が痛いなぁと感じて、固い所に座っているからかと座布団を敷いてみても特に改善されたわけでもありません。
その痛みは次第に酷くなっていき、車を運転する事も苦痛となり最終的には寝る事も尾てい骨の痛みが苦痛になってきました。これは何かがおかしいと思い病院を受診する事にしました。こんな時、何科に行けばいいのか調べてみたところ整形外科が良いそうです。
痛みの特長
姿勢よく椅子に腰かける時には痛みがありませんが、背もたれにもたれかかると痛みが走ります。自動車の運転もやや座席にもたれ気味になるので常に痛くて苦痛です。立っているときはほんの少しだけジンジンと痛みましたが気にするレベルのものではありませんでした。
特に苦労したのは寝る時です。そのまま仰向けに寝ると激痛が走ります。横向きに寝ると多少は痛みはましでした。
整形外科を受診
早朝に近くの整形外科に行きました。開院前だというのに既に長蛇の列ができていて、結局2時間ほど待つ事になりました。
先生に痛みの事情を説明したのですが、何事もなく突然尾てい骨が痛むという症状に覚えはないようで困っていた様子でした。大抵はスノーボードなどで盛大に尻餅を付いたとか尾てい骨に衝撃が加わったときに痛みが出る人は多いようです。レントゲン写真も撮る事になりましたが、骨が折れているわけでもなく特に異常はなし。
尾てい骨の折れ曲がり具合は人によって千差万別という話も先生が話してくれました。まっすぐな人もいればタツノオトシゴのようにクルッと曲がっている人もいるのだとか。私の場合はかなり曲がっていたのですが、特に尾てい骨に衝撃が加わったわけでもないのでこれが正常なのでしょうという事でした。
結局のところ、病気だとか原因については不明のままでした。こういう場合は、痛み止めを飲んで対処療法という事になります。もし痛みが長く続くようであれば大きな病院で精密検査を受けるように言われました。
その後の経過
痛み止めのロキソニンを処方されたので、当日の昼に飲みました。すると数時間後には痛みが緩和されて寝る事もできるようになりました。しかし、その後再び痛みが出てくる事はなかったのです。ロキソニンの効果時間も6時間ほどと言われています。きっとまた痛みが出てくると思いきや、あの苦痛だった尾てい骨の痛みは何だったのかと思うほどになくなってしまいました。結局原因は不明のままです。
突然尾てい骨が痛む原因
病院の先生はその症状に首をかしげていましたが、ネットで検索すると何もしていないのに突然尾てい骨が痛む症状をうったえている人が多数いらっしゃるように見えます。その中で考えられる原因とされていたのが…
- 姿勢が悪い
- 尻の筋肉の衰え
- 骨盤の歪み
- ストレスによる痛み
主にこの4点でした。悪い姿勢が原因であればもっと早いうちに発症しそうなものです。仕事でもよく動きますし力仕事もあるので、筋肉の衰えというのも考えにくいです。骨盤の歪みもいまいちピンときません。あるとしたら、ストレスからくる痛みだったのかなと思いました。
おわりに
尾てい骨の痛みの対処法に、尻の筋肉を鍛える、骨盤を矯正、姿勢を正すなどの対処法が紹介されていますが、まずは医師の診察を受ける事をおすすめします。そもそも筋肉は衰えていないかもしれませんし、骨盤も歪んでなくて姿勢も正しいかもしれません。
あまりに座るのが痛いようでしたら以下のような円形のクッションを利用する事で尾てい骨の刺激を抑え、座る際の痛みを和らげてくれます。