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拡張機能不要!Chromeでウェブページの全体スクリーンショットを撮る「フルサイズスクリーンショット」

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2017年6月5日、ウェブブラウザ Google Chrome の最新版のバージョン59が公開されました。30種類の脆弱性を改善した他、いくつかの新機能が実装されています。その中でも目を引いたのが「フルサイズスクリーンショット」です。

フルサイズスクリーンショットとは

フルサイズスクリーンショットまたはフルページスクリーンショットとは、ウェブページの全体を1枚の画像に保存する機能です。従来までは Chrome でウェブページ全体のスクリーンショットを作るには、見える範囲のスクリーンショットを PrintScreen キーで何枚も撮って画像編集ソフトで結合するか拡張機能を利用するしかありませんでした。

ウェブページ全体のスクリーンショットをキャプチャする有名な拡張機能がスパイウェアやアドウェアだったという事が2015年あたりに話題になりましたが、そういう事もあって Chrome 標準でウェブページ全体のキャプチャ(フルサイズスクリーンショット)をサポートするようになったのでしょうか。

ウェブページ全体のスクリーンショットを撮る方法

まずは Chrome のバージョンを確認しましょう。バージョン59で実装された新機能なので、58以下では使えません。普通は何もせずとも自動でアップデートされますが、Chrome をずっと終了しなかったり手動アップデート対応をしている人はアップデートされません。

画面右上の「…」から設定を開き、Chrome についてを見るとバージョンを確認する事ができます。

続いて、ウェブページ全体のスクリーンショットを撮りたいページへアクセスしましょう。ここでは例として当サイトのウェブページ全体のスクリーンショットを撮ってみようと思います。

ページ全体のスクリーンショットを撮りたいウェブページを表示させた状態で、右クリックメニューから「検証」を選択するか F12 キーを押します。すると上図のような状態となります。

ここで、画面右上の「…」をクリックしてメニューを開き、その中から「Capture full size screenshot」を選択します。

これで自動でウェブページ全体のスクリーンショットが撮影され、画像の保存先を尋ねられます。画像は png で保存されるようです。

おわりに

ウェブページ全体のスクリーンショットは一般的にはあまり使わない機能です。しかし仕事柄必要だったり、知っていると便利な機能です。今までは拡張機能に頼るしかありませんでしたが、Chrome 標準機能となって安心して使えるようになりました。

ウェブページ全体を印刷する時に意外と便利です。そのままウェブページを印刷すると表示が崩れてしまう事がありますが、画像にしてから印刷すると表示も崩れず綺麗に印刷できるのです。

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