先日空港であった出来事です。いつも通り ANA の自動チェックイン機で手続きをして予約の航空券を受け取ろうとしていると、航空券ではなく「係員にお問い合わせください。」という紙が出てきました。はて?これは何だろうと係員の人に尋ねるわけですが、「少々お待ちください。」と言われて奥のスタッフルームへ入って行かれました。
10分程待ったでしょうか。係員の人がスタッフルームから赤い紙を持って出てきて「恐れ入りますが○番カウンターまでお願いします。」と案内されました。どこに案内されるのかと思いきや、そこは空席待ちカウンターだったんですよね。
予約したのに空席待ちカウンターに並ばされるなんてたまったもんじゃありません。
何が起きたのか把握できないまま並んでいたのですが、渡された赤い紙を見ても今何が起きているのかもわかりません。
目次
一体何が起きていたのか
結論から言うと、飛行機の座席が足りなくなったので座席を譲ってくれる人を募集していたのです。
飛行機に乗り慣れてない人なら「予約したのに!!」と怒る気持ちもわかります。私も怒鳴りはしませんでしたが、憤りを感じていました。こんな事はレアケースかと思いきや、結構赤い紙を持って来る人がいるので繁忙期にはよくある事のようです。
原因は何か
何故こんな事が起きるのかというのも、複雑な航空会社の予約システムにあるようです。同じ航空券でも高い航空券、安い航空券があります。高い航空券だと、予約変更や払い戻しが可能であったり、安い航空券だと予約変更不可であったりします。
高い航空券を購入している人は予約変更が結構多いようで、更に払い戻しも可能な事で飛行機に乗らない人もいるそうです。その為空席が出るのを避ける為、実際の座席より多い予約を受け付けているとか。それにより、繁忙期や週末には予約変更・乗らない人が少なくなり座席が足りなくなってしまうようです。
私の場合繁忙期であったため座席を譲ってくれる人は現れず、更に最終便だったので飛行機に乗れるのは翌日でした。翌日は仕事だったのに最悪でした。
乗れなかった場合のフォロー
席を譲ってくれる人が現れなかったので、あなたは飛行機に乗れません。ごめんなさい。で終わるわけではなく、フォローもありました。
- 代替便の航空券の予約(無料)
- 宿泊するホテルの予約(最終便だった場合)
- 協力金
代替便の航空券の予約もすぐに行ってくれました。合わせて空港のホテルの予約も。ちなみにホテルはこの後の飛行機にも空席がないか、最終便だった場合のみのようです。更に協力金ももらえました。
飛行機に乗れない事態を避ける為には
2回も経験してしまったので今後飛行機に乗れない事態は避けたいので、空港の人に訪ねてみました。100%ではありませんが、乗れない事態を避ける為の要点は以下の通り。
- 航空会社公式で予約する。
- 予約の際は座席指定もする。
航空会社公式で予約する。
Google などで航空券 予約で検索するとたくさんのサイトが出てきます。「格安航空券」という文字に惹かれて公式以外で予約してしまったのですが、ここが穴。座席調整になった場合、格安航空券予約者がまずふるい落とされるようです。
航空会社公式サイトでも早めに予約すれば十分安い航空券が予約できます。
予約の際は座席指定もする。
航空会社公式サイトで予約し更に座席指定もしてしまえば、まず飛行機に乗れないという事はないとの事。
逆に考えると席を譲る側はお得
予定に余裕がある場合は、1便遅らせただけで協力金がもらえるのであればお得という考え方もできます。私のように次の日が仕事という場合は無理ですが、次の日が休日という場合、帰りが翌日になって協力金ももらえるのであればアリかもしれません。