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滋賀県の水族館兼博物館!草津市の琵琶湖博物館なら琵琶湖の事がよくわかる

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滋賀県には大阪の海遊館、岐阜県のアクア・トトぎふのような大々的な水族館はありません。しかし、実は滋賀県にも水族館はあります。それは滋賀県草津市にある琵琶湖博物館です。水族館という名前は付いていませんが、博物館の展示として水族館スペースがあります。確かに海遊館のような大規模な水族館に比べると規模は劣りますが、それでもちゃちなものではありません。水族館として十分に楽しめるスペースと密度があります。水族館という名前が付いていないので結構穴場だと思います。

しかも琵琶湖博物館は水族館だけではないのです。琵琶湖の歴史や、生物、植物、人々の暮らしに関する巨大な展示スペースもあり湖をテーマとした博物館として日本最大級の規模です。色々見て楽しむことができます。

琵琶湖博物館の場所

琵琶湖博物館は草津市の烏丸半島にあり、琵琶湖に囲まれた場所に建っています。琵琶湖大橋の守山市側から、南へ琵琶湖沿いの湖岸道路を道なりに通っていくと烏丸半島前交差点にたどり着くので、ここで右折すると到着します。

自動車の場合、大阪方面からなら瀬田西インターチェンジで降りて北へ行き琵琶湖沿いに湖岸道路を直進します。名古屋方面からなら栗東インターチェンジが最寄りです。カーナビがあるなら住所を入力しましょう。

「滋賀県草津市下物町1091」

下物町の読み方

この下物町が難読です。読み方は「かぶつちょう」でも「したものちょう」でもありません。正解は「おろしもちょう」です。これは読めない!私もカーナビで住所を入力する時、「か」で検索しても「し」で検索しても出てこなかったので困りました。

駐車場について

琵琶湖博物館駐車場

琵琶湖博物館にはすぐ近くに乗用車が420台停められる大型駐車場があります。駐車料金は1日550円です。ちょっと高いと思うかもしれません。でも、ちょっと待って下さい。駐車料金を無料にする方法もあるのです。

実は琵琶湖博物館に入る場合は駐車料金を無料にする事ができます。でもこれは申告制ですので、自動的に無料にはなりません。琵琶湖博物館で入場券を買う時に、駐車券を渡すとサービス券をもらえます。これで、帰る時に駐車券を入れた後にサービス券を入れれば精算完了です。

入場料金について

琵琶湖博物館の入場料金は以下のようになっています。

  • 大人:750円
  • 高校生・大学生:400円
  • 小学生・中学生:無料
  • 滋賀県在住65歳以上:無料

琵琶湖博物館の密度で正直750円はかなりお得な料金だと思います。一般的な水族館で2,000円~3,000円はかかる所が多いですしこの料金は安いです。

琵琶湖博物館では常設展示の他に、季節に応じて企画展示が行われています。これは別料金で200円程度かかります。そして、すぐ近くにある植物園「みずの森」共通券もあります。別々で買うより植物園の入場料が1/3になるのでお得です。共通券の料金は以下のようになっています。

  • 大人:850円
  • 高校生・大学生:520円
  • 小学生・中学生:取扱なし

常設展示について

琵琶湖博物館には大きく分けて4つのフロアがあり、それぞれ趣の違う展示があります。その中の一つが水族館でもある水族展示室です。とても密度が濃くゆっくり見て回れば2時間はかかりそうなコースです。

水族展示室(水族館)

水族展示室では主に琵琶湖に生息する魚が展示されています。まず最初の入り口付近にあるのが、水中のトンネルです。既に水族館の雰囲気を漂わせています。施設は水族館という名前は付いていませんが、ここは滋賀の水族館と言っても過言ではありません。

琵琶湖に生息する淡水魚が賑やかに泳いでいます。

更に大きな水槽いっぱいに動き回る小魚達は大迫力。

琵琶湖には様々な淡水魚が生息しています。フナだけではないですよ。

琵琶湖では厄介者ですが、もちろん外来種のブラックバスやブルーギルも展示。

水族館と言えば館内はもう行列で魚を見るのも大変なものですが、この空き具合にはびっくりですね。この日は土曜日の朝なんですよ。お客さんもまばらで、本当に穴場水族館ではないでしょうか。

琵琶湖の微小生物の生態に迫るビデオシアターで映像を見て学ぶ事もできます。毎時0分・20分・40分スタートです。

琵琶湖の歴史を学ぶ

続いて博物館のA展示室では琵琶湖が誕生する以前から現在までの琵琶湖の歴史を紹介する展示があります。琵琶湖は400万年前から形や場所を変えて現在の形と場所になったなど、琵琶湖の歴史について詳しく学べます。数百万年前には滋賀県の地に像がいたのか!など驚かされる事もしばしば。

琵琶湖と人々の歴史を学ぶ

B展示室では時代は古代から人間が活動する時代に移り変わり、琵琶湖とこの地に住む人々の歴史についての展示があります。昔から琵琶湖の豊富な水を様々な事に利用しており、農業用水、治水、漁業、湖上交通などの琵琶湖と人々の歴史を学べます。

当時琵琶湖周辺で住んでいた人の家も展示の一部として紹介されています。

琵琶湖の今の生物と人々を取り巻く環境を学ぶ

C展示室では時代は現代となり、現在の琵琶湖周辺に住む水鳥、動物、昆虫などの展示があります。琵琶湖水系にしかいない生物も数多くいます。

この沢山の水鳥、野鳥の展示は圧巻です。

滋賀県に住む人々を取り巻く環境について、昭和初期から現在までの電化製品、おもちゃ、雑誌の移り変わりの展示はとてもおもしろかったです。あぁそういう時代もあったなぁと懐かしさを感じる展示です。詳しくは現地で見てください!

琵琶湖博物館でランチ「にほのうみ」

琵琶湖博物館の館内で昼食を食べられるカフェ「にほのうみ」があります。営業時間は10時30分から17時まで。

メニューは丼や麺類など和食を中心としたメニューです。地域の特産品や近江牛を使用したメニューもあります。

おわりに

琵琶湖博物館は入場料750円でとても充実した時間を過ごせる場所でした。この価格でこれだけ楽しめれば大満足です。滋賀県で水族館、そして同時に博物館も楽しめる琵琶湖博物館は子ども連れで行ってもグループで行っても一人で行ってもおすすめです。更にみずの森共通券を買えば、同時に水族館・博物館・植物園を楽しめる贅沢な観光スポットです。

注意点として定休日の他に臨時休業がある場合があるので、もし琵琶湖博物館へ行く場合は公式サイトを要チェックです。

施設情報

琵琶湖博物館
住所:滋賀県草津市下物町1091
営業時間:9:30~17:00
定休日:月曜
公式サイト:琵琶湖博物館へようこそ!

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