タケノコ(筍)と言えば竹の若芽にあたるもので、とても成長が早く1日で10cm程も伸びる事もあります。もしかしたらタケノコと言ったらスーパーに売っている皮がない状態のもので、土から生えているタケノコを見たことがある人は少ないかもしれません。
私は小さい頃からタケノコが生える環境に住んでいたものですから、タケノコには馴染み深かったです。ですが、実際にタケノコを掘る経験をした事はありませんでした。しかし、先日初めてタケノコの掘り方を教わり手こずりながらも面白かったので紹介します。
タケノコを上手に掘る方法
まずはタケノコを観察します。実はタケノコはまっすぐ生えているように見えて少し反っています。この反り具合を見極める事が重要です。上の写真では赤線のように反っている事がおわかりでしょうか。
先ほどの赤い線側の反った方をスコップで掘ります。この反り方向を見極めるのは意外と難しいです。反対を掘ってしまうと周りを全部掘る事になるので重労働になります。
しばらく掘り進めるとスコップの先に固い部分が当たります。これが竹の根です。それより下にタケノコはないという事になります。
根まで掘ったら、タケノコの根本をめがけてクワを振り下ろします。タケノコの芯に当たって一発で取れればよいですが、少し外すとなかなかクワを取り外すことができません。何回も失敗してかなり踏ん張ってクワを抜くので手のひらにマメが出来てしまうほどでした。(少年野球をしていた頃にもマメなんて出来たことなかったのに)
仮にこの時に反った方向の反対側にクワを入れるとタケノコを掘り起こすのも苦労しますし、綺麗に取る事もできません。掘る方向とクワを入れる方向が重要です。
この方法で、綺麗にタケノコを掘る事ができました。慣れてくると一回クワを根本に入れるだけでタケノコを取ることが出来るようになりました。タケノコの赤い根も残った状態で綺麗に取れますよ。
タケノコを掘る機会がありましたら、是非お試しください。