2017年2月3日に Google より「日本語検索の品質向上にむけて」という題目で発表がありました。
要約すると、肝心のコンテンツをおざなりにして SEO 対策で検索上位に表示する為だけの質の低いサイトの検索順位を落とすという Google 検索のアルゴリズムアップデートを行ったという事です。
タイミングからみて2016年末に炎上した WELQ などをはじめとするキュレーションメディアについての対策かと思われます。このアルゴリズムアップデートによりキュレーションメディアやまとめサイトの検索順位が下落したようです。
私が運営するサイトは2017年2月3日以降アクセスが下がる事はなくホッと一息していたのですが、1週間後の2月11日以降よりアクセスが落ちてきました。たまたまかと思って2週間ほど様子を見てきましたが、下がったままなのでその原因について考えていきます。
2017年2月11日以降のアクセス低下について
調べてみると2月11日にも世界的に Google の検索順位が大きく変動したそうです。この影響で私が運営するサイトもアクセス低下がみられました。
上のグラフは当ブログのアクセス数推移のだいたいのグラフです。2月11日の落ち込みが凄まじい事がわかります。その後やや戻ってきているように思えますが、2月10日以前の数値までは戻っていません。
アクセス低下の原因について
アクセスの低下には原因がある筈です。まずどの記事でアクセスが落ちているのか調べました。その結果、特定の記事のアクセスが落ちているのではなく全体的に落ちています。
となると、Google の検索順位の大幅な下落が考えられます。次に、Search Console の検索アナリティクスで当サイトの主要キーワードの検索順位を調べてみたのですが…検索順位は落ちていません。更に他のキーワードの検索順位の推移も調べてみましたが、プラスマイナス3程度でした。これなら毎日起きている順位変動程度で大幅な下落は見られませんでした。検索順位は落ちていませんが、Google 検索のクリック数と表示回数のみが落ちています。
Google 検索のアルゴリズムアップデートの影響、何らかのペナルティを受けたのであれば検索順位の大幅な下落が見られる筈です。クリック数(検索流入)と表示回数が減るというのは何故でしょうか。
検索順位は落ちてないのにブログのアクセスが下がる理由
それは検索需要の低下としか思えません。検索のアルゴリズムの影響ではなく当ブログの特性であるという結論です。思い返せば昨年の2月にも同じようにアクセスの低下があったように思います。
例えばあなたのブログが年末年始に大きくアクセスを集める記事が揃っていれば、年末年始が終われば特需が終わってアクセス低下に繋がります。これは各ブログの記事の特性によって異なります。
ブログの記事ネタは大きく分けて2つです。それは死ぬコンテンツと死なないコンテンツです。
死ぬコンテンツとはゲームや時事ネタなど、一定の期間を過ぎれば需要がなくなってしまうコンテンツです。対して死なないコンテンツとは5年10年経とうとも需要がなくならないコンテンツです。もしあなたのブログに死ぬコンテンツが多ければアクセス低下は常に起こりうる現象です。
おわりに
2017年2月3日に Google から日本語検索のアップデートの発表があって、影響を受けたのではないかと少し焦りましたがよく調べてみれば影響はありませんでした(多分)。サイトやブログのアクセスが低下する原因は何も Google 検索のアップデートだけではなく、人々の検索需要も大きく関わってくるという事が今回伝えたかった事です。