よく似た言葉で「特徴」と「特長」があります。特に違いは意識していませんでしたが、他より優れた点という意味では「特長」を使っていました。しかし同僚がある商品の優れた点を挙げる場面で「特徴」を使っていたので、あれっ?と思ってどちらが正しいのかわからなくなりました。
個人的には優れた点という意味で「特徴」は何か頭がモヤモヤして違う気がします。字面で優れているとは違うような他より長けるという意味もあるので、優れた点を説明するには「特長」が正しいのではないかと思っていました。
というわけで、調べてみました。
特徴には欠点も含まれる
やはり他より優れた点という意味では「特長」が正しかったです。特長と特徴の一番の違いは、特徴には欠点も含まれる事です。他より目立つ点と言えばどちらにも通づる意味となりますが、目立つ点は何も優れている部分だけではありません。悪い部分も目立つ場合もあります。そういう場合は「特徴」なわけですね。
待ち合わせのシチェーション
例えば顔も知らない人と待ち合わせをする場合、印象とか何を着ているのかとかを聞くと思います。そういった場合に…。
「着ている服の特徴は?」
この場合は他の人と違う目立つ点を聞きたいわけですから、「特徴」が正しいと思います。その人の服装が全部優れているとは限りませんからね。
商品企画のシチェーション
これからこの商品を売る!この商品をアピールせねば!そういった場合…。
「商品の特徴」
この場合は、他製品とは違う優れた点をアピールしたいですから「特長」が正しいと思います。敢えて悪い点をアピールする場合もあるかもしれませんが、概ね特長でしょう。
おわりに
特長と特徴の違い、正しく理解して正しく使っていきたいですね。