同人音楽 CD って買ったら自分でアルバム名やら曲名やら入れなくてはいけないからめんどくさいよね~。そんな声が自転車で通りすがりの女子高生の声が聞こえてきました(嘘)
実は事前にある事をしておくだけで、そんな面倒さを買ってくれたお客さんに強いなくても済む方法があります。
曲名を自動取得してくれる「Gracenote」
市販の音楽 CD をショップで買ってきて、mp3 プレイヤー等で聞くために自分のパソコンに取り込み(リッピング)した経験はあると思います。その時、各トラックの曲名やアーティスト名、アルバム名は自動で勝手に表示されたのではないでしょうか?それは、音楽 CD の情報のデータベース(Gracenote の CDDB)に問合せを行い、合致した情報を自動で取得しているのです。
リッピングしても mp3 タグに自動で曲名、アーティスト名、アルバム名が入るので大変便利。また、gracenote 対応カーナビのカーステレオでも情報を取得可能。データベースにない場合は手動で入力しなくてはいけません。
手作りの音楽CDだったらどうなる
自分で作ったオリジナルの音楽 CD ですと、Gracenote のデータベースに問合せてもデータがないので情報を取得する事ができません。じゃぁダメじゃん、と思われるかもしれません。
しかし、それでも大丈夫です。情報がないなら自分でデータベースに情報を登録すれば良いのです。一度情報を登録すれば、他の人がデータベースへ情報を問合せても音楽 CD の情報を取得する事が出来ます。
つまり、予めこの登録作業をしておけば同人音楽 CD を買ってくれたお客さんに面倒な作業を強いなくても済むのです。
Gracenoteのデータベースに登録する方法
登録する方法はいくつかありますが、フリーソフトで行う場合は iTunes を使います。
まずは iTunes で登録したい CD を開きましょう。初期状態ではトラックリストに「トラック01,トラック02」というようになっているので、曲名を入力していきます。トラックを一度選択してからもう一度クリックすると曲名を編集できます。
曲名を入力し終わったら、iTunes の画面右上にある「オプション」をクリックし「CDトラック名を送信」をクリックします。
すると曲名以外の情報を入力する画面が表示されます。ここで、アーティスト名、作曲者、アルバム名、ディスク番号、ジャンル名、収録年を入力し OK をクリックします。
上の図の画面が表示されたら無事完了です。登録後、約1日したら Gracenote のデータベースに反映されます。これで他の人もあなたの CD の情報を取り寄せる事ができるようになります。
おわりに
コミケ、M3 など同人音楽 CD を頒布するイベントは多数あります。オリジナル CD を完成させ、イベント参加前にこの Gracenote データベースへの登録をしておくと親切です。CD 制作フローの最後に是非この作業を入れましょう。