2011年にモバイル向け FLASH が駆逐されたように、2016年になっていよいよ PC 版 FLASH も死期が近づいてきているように感じます。FLASH と言えばゲームサイトや動画サイト、ウェブページのスライドショーや稀に広告などに使われていました。しかし、今ではそれらのほとんどが HTML5 へ移行し FLASH を目にする機会も減ってきています。
しばしばウェブページの広告にも FLASH が使われていましたが遂に Google より FLASH 広告を禁止し、HTML5 へ完全移行する事が発表されました。
更に、FLASH の開発元 Adobe までもが FLASH の名を捨てて制作ソフトの名称を「FLASH Professional CC」から「Animate CC」へ改名しました。アニメーションは FLASH ではなく HTML5 へ完全移行を意味します。かつては私も FLASH でゲームやアニメーションを制作していた身としては悲しい事ですが、時代の流れなので仕方ありません。
やはりこの流れで困るのは FLASH でゲーム制作をしていた方々でしょうね。FLASH は他の開発環境と比べてあまり知識がなくても、初心者でも容易にゲームを制作する事ができました。FLASH から HTML5 への変換ツールは数多くあれど、ActionScript を多用したゲームなどは変換する事ができません。逆に HTML5 で1からゲームを作ろうとする場合、FLASH より格段にハードルが高くなってしまいます。FLASH の肩身が狭くなってきて、FLASH でゲームを作っていた方はゲーム制作を諦めなくてはいけないのかもしれません。
目次
FLASHを無効にする方法
Flash を再生する Flash player にはこれでもかっという位に脆弱性が度々発見されています。これほど脆弱性が度々発見されてはパソコンに Flash を入れておくだけでもリスクとなります。最早 Flash が必要な機会はほとんどないので無効にしてしまえば脆弱性を突いて攻撃される可能性もなくなります。
Internet Explorer11の場合
まず、画面右上の歯車マークをクリックして、「アドオンの管理」を選択します。
Shockwave Flash Object をクリックして左下の「無効にする」ボタンをクリックします。
Firefoxの場合
まずは画面右上の「≡」マークをクリックしてアドオンを選択肢ます。
左のメニューから「プラグイン」を選択し、Shockwave Flash の右側のドロップダウンリストから「無効化する」をクリックします。
Google Chromeの場合
画面上部のアドレスバーに「chrome:plugins」と入力してエンターキーを押します。
プラグインから「Adobe Flash Prayer」にある「無効にする」リンクをクリックします。
Microsoft Edgeの場合
まずは、画面右上の「…」ボタンをクリックして設定を開きます。
設定の最下部にある「詳細設定を表示」ボタンをクリックします。
詳細設定にある Adobe Faslh Player を使うのスイッチをオフにします。
Flash Player をアンインストールする
Flash player を無効にする面倒な方法を行わなくてもアンインストールすれば全て解決です。
コントロールパネルから「プログラムと機能」をクリックします。
プログラムリストの中から「Adobe Flash Player 20 NPAPI」と「Adobe Flash Player 20 ActiveX」をアンインストールします。ちなみに NPAPI は Firefox 版で、ActiveX は IE 版です。
おわりに
Flash を無効にしてしまっても今までと何ら変わりないウェブ体験ができると思いますが、ニコニコ動画に関しては未だに Flash を採用しているのでニコニコ動画を利用している人は完全には Flash が切れないかもしれません。Flash を使い続ける場合は常に最新版に保つようにしましょう。